妊婦の低血圧の数値の基準と低血圧の改善方法を紹介します!

妊娠して妊婦となると気を付けなければいけないのが、高血圧。

高血圧が悪化すると母子の命にも関わる為、血圧のコントロールは重要になります。

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しかし、妊娠中の様々な症状が原因で低血圧になる事もあり、それが母子に悪影響を及ぼすこともある為、見過ごしてはいけません!

そこで今回は、妊婦の低血圧の数値の基準と改善方法について解説します!

妊婦と低血圧の関係

妊婦と血圧の関係で考えた時にまず問題となるのが、高血圧です。

妊婦の高血圧は「妊娠高血圧症候群」と言い、症状が進行すると、子癇(しかん)発作という命に関わるけいれん発作が起こる可能性があります。

また、肺や脳、心臓や腎臓など全身の臓器に機能障害を及ぼすなど、母子ともに危険を伴います。それだけの深刻なリスクがある為、妊婦の高血圧は重要視されやすい症状なんです。

原因ははっきりとは分かっていませんが、初めての妊娠や肥満の人は発症しやすくなります。

ですが!

妊婦が注意しなければいけないのは高血圧だけではありません!

妊娠に伴う低血圧も日常生活に支障を来し、辛い症状を伴います。場合によっては、危険を伴う事も!?

妊婦が低血圧になる原因

妊婦が低血圧になる発生機序は、妊娠時期によって異なります。

「妊娠初期」は、つわりで辛い思いをする人が多くなり、食べ物や飲み物を十分に摂取できない事も多くなります。

これにより、水分や血液量を含めた循環血液量が減り、低血圧を生じます。

低血圧になると、脳に栄養や酸素を送る力が弱くなる為、めまいや立ちくらみなどを伴います。

これがひどくなると、場合によっては転倒や接触による怪我の原因となり、大切なお腹をぶつけてしまう可能性もある為、改善を心がける必要があります!

「妊娠中期~後期」の時期には、寝る姿勢によって低血圧を生じます。

この時期になると、胎児の大きさが増し、羊水の増量も合わさって子宮はかなりの大きさ、重力になります。

脊骨と子宮の間には、心臓に繋がる血管があるのですが、仰向けに寝る事でこの血管が大きくなった子宮に押しつぶされてしまいます。

この血管には、心臓から全身に血液を送る動脈と全身から心臓に血液を戻す静脈があります。

これら2つの血管のうち、圧の低い静脈は圧力に弱い為、子宮に押しつぶされてしまいます。

これにより、血液が心臓に戻る道が塞がれてしまいます(水が流れるホースを踏んだ状態をイメージして下さい)。

戻って来なければ送り出す事も出来ない為、結果的に心臓から送り出す血液量が減り、低血圧を伴います。

このように、妊婦の人が仰向けで寝ていて低血圧になる事を「仰臥位低血圧症候群」と言います。

症状としては、足のむくみや気分不快、ひどい時には失神してしまう事もあります。

仰向けで寝ている時にこのような症状が現れたら、左下の横向きになると症状が改善されます。

その理由は、心臓に繋がる静脈は脊骨の右前側にある為、左側を下にすることで静脈への圧迫が解消されるからです。

妊婦と血圧の数値

ここで、妊婦の血圧の数値の基準を紹介します。

高血圧はもちろん良くありませんが、低血圧も日常生活に支障を来し母子ともに様々なリスクを伴う為、血圧の数値を基準にして改善に努めましょう!

妊婦になった時の血圧の数値の基準は、以下の4つに分類されます。

  • 至適血圧:90〜120/50〜80mmHg
  • 正常値:130/85mmHg未満
  • 正常高値:140/90mmHg未満
  • 妊娠高血圧症候群:140/90mmHg以上

至適血圧は、妊婦に一番望ましい血圧とされ、脳梗塞や心疾患などの病気のリスクが最も低い数値です。

正常高値も正常内の数値ではあるのですが、妊婦高血圧症候群の一歩手前である為、生活習慣を見直す必要が出てきます。

妊娠20週以降、分娩後12週までに

「140mmHg以上/90mmHg以上」

の数値を示した場合、妊娠高血圧症候群と診断されます。

また

「収縮期血圧が160mmHg以上or拡張期血圧が110mmHg以上」

どちらかの数値に該当すると重度の妊娠高血圧症候群とされます。

至適血圧の数値を下回ると低血圧であると言えますが、低血圧に明確な基準はないんです。

ですので、数値を目安にする事と低血圧の症状が現れてきたら、しっかりと改善を講じることが大切です!

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妊婦の低血圧を改善!

妊婦の低血圧は、血行不良や水分・栄養不足が関係しています。

ですので、それらの改善を図ることが低血圧の改善にも繋がります!

食事

つわりがひどいと食事をするのも大変だと思います。

私の妻は、匂いづわりが酷くて食事はおろか臭いすら避けていました。

ですので、まずは食べれられる物から食べましょう!

ただ、あまり偏食になると高血圧の原因にもなるので気をつけて下さい。

以下、つわりの時期に良いとされる食べ物です。

  • バナナ、カツオ、鮭、鳥ささみ、キャベツなど

これらは、つわりの緩和に良いとされる「ビタミンB6」が豊富に含まれています。

ビタミンB6は、皮膚や粘膜の健康維持の他、妊娠中には吐き気や胃のむかつきを抑える作用があります。

中でもおすすめなのがバナナです!

手軽に食べれて匂いも少なく、持ち運びもできるので、妊婦の人の栄養補給には優秀な食べ物です!ジュースにして飲めるのも良いところです!

  • 冷やご飯

ご飯の匂いでつわりが悪化さる妊婦の人も多いのではないでしょうか?

ですので、冷ましたご飯で匂いを抑えるとつわりの予防になります。

  • うどん、そうめん、豆腐など

これらは、のど越しが良く、匂いも少ない為、妊娠初期のつわりがひどい時には食べやすい食品です。

白米がきつい人は、麺類を食べると良いかもしれません!

何を食べるかも大切ですが、それ以上に3食きちんと食べることも重要です!

特に炭水化物は脳のエネルギーとなりますから、できるだけ意識して食べる事を心がけるとともに、タンパク質と食物繊維もバランス良く食べましょう!

水分補給

妊娠中は、つわりの影響で水分が不足し、体内の血液量が減ることで貧血を起こして低血圧を伴います。

ですから、水分の補給を意識する事もとても重要です!

特に、朝の起床後は寝ている間に水分が失われている為、低血圧になりやすい時間帯でもあります。その為、寝起きに200㎖程の水を飲むようにしましょう!

一日に補給するべき水分の量は、1~2ℓとされています。

一度に200~500㎖を目安に、こまめに摂取しましょう!

運動

運動不足は、血液循環を悪くして足のむくみや低血圧を引き起こします。

ですから、足を動かす運動を日常生活に取り入れましょう!

おススメは、ウォーキングや階段の上り下りです。これらは比較的低負荷で、日常で取り入れやすい運動でもある為、実践しやすい運動です!

出かけた際は、なるべくエスカレーターや自転車を使わないなど、少しでも運動量を増やすように意識しましょう!

まとめ

妊婦になると、様々な理由で低血圧を生じ、足のむくみやめまい、時には失神を起こして転倒する恐れもあります。

妊娠初期には、栄養・水分不足が原因で低血圧を伴います。

妊娠中期~後期にかけては、仰向けで寝ると血管が圧迫を受けて低血圧を伴います。

数値に明確な基準はありませんが、至適血圧である「90〜120/50〜80mmHg」を下回ると低血圧の目安となります。

妊婦の低血圧の改善には、食事や運動、寝る姿勢に注意するなどの生活習慣の意識付けが大切です!

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