市販されている降圧剤を服用する3つのリスクとは!?

厚生労働省の調査によると、高血圧と言われたことのある人は、30歳以上の成人の男女ともに3割を超えています。

そんな高血圧の治療を行う場合、病院から降圧剤の処方を受ける事がありますが、市販でも購入できるのをご存知ですか?

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今回の記事では、市販で販売されている降圧剤を紹介するとともに、考えられる三つのリスクについて解説していきます!

降圧剤とは

降圧剤は、医薬品の分類であり、基本的には医師の診察の下で処方される高血圧の治療に用いられる薬です。

高血圧ガイドラインによると、血圧治療の対象は

収縮期血圧140mmHg以上/拡張期血圧90mmHg以上

上記に該当するすべての人とあります。

年齢や疾患などによって数値に多少の差はありますが、上記の数値が1つの目安となります。

ただ、上記の値を超えたからといって必ず降圧剤を服用するわけではありません。診察を通して医師が判断するところになります。

また、血圧が高くなっても一時的な症状であれば降圧剤を服用する必要はありません。

例えば、「白衣高血圧」という状態があります。

これは、医者や看護師を前にすると血圧が高くなりやすい事が由来しています。

つまり、精神の緊張状態が高血圧を引き起こすということです。また、肩こりや腰痛などの痛みによっても高血圧となる可能性もあります。

これらの高血圧では、基本的に降圧剤は処方されず、家庭血圧の測定と運動習慣で改善を図っていきます。

市販で購入できる降圧剤「セルペロイシン」

降圧剤は、医師の処方でのみ購入できるのかと思いきや市販されている降圧剤があるのをご存知ですか?

最近では、ドラックストアやネット通販で市販の降圧剤を見かける事があります。

市販されている降圧剤でドラックストアで購入できるのは、「セルペロイシン錠」という薬です。

セルペロイシン錠は、第1類医薬品に分類される降圧剤です。

第1類医薬品は、副作用や相互作用などの関係から、安全に服用する為に注意が必要な薬になります。

その為、薬剤師が常駐している販売店(薬局含む)で、かつ薬剤師の説明を受けないと購入できません

レジの後ろに陳列されている薬がそうですね。

いつもドラックストアに行く度に「何で客の手の届かない所にあるんだろう」と疑問に思っていましたが、そういった理由があったからなんですね。

セルペロイシン錠の効果・効能には

  • 本態性および腎性高血圧症
  • 心臓機能障害あるいは大脳血行障害を伴う高血圧症
  • 高血圧随伴症
  • 動脈硬化の治療及び予防
  • 脳溢血、血管脆弱による出血予防

とあり、

  • 中枢鎮静作用により血圧を下げる
  • 血管細胞の老化を防いだり、血管を補強して動脈硬化や出血を予防する。
  • 血管と血液の抵抗をやわらげ血流をよくして血圧を下げる

などの作用があります。

市販の降圧剤はネットでも購入できる

また、調べてみるとネットでも降圧剤は市販されており、個人輸入代行という形で海外で販売されている降圧剤を購入する事ができます。

種類は、病院で処方される降圧剤と同じ物も多数販売されています。都合などで病院に通えない人などが利用しているようです。

現代では、なんでもネットで購入できてしまうんですね。

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市販されている降圧剤の3つのリスク

医師の診察を必要なく購入できる降圧剤の市販薬ですが、その手軽さゆえに伴うリスクもあります。その考えられるリスクを3つ挙げてみました!

手軽に買えてしまう

市販薬のリスク一つ目は、手軽に購入できる事です。

市販されている薬は、要指導医薬品、第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品の4つに分類されます。

このうち、要指導医薬品第1類医薬品は元々医師の処方箋がないと購入できない指定医薬品だった物が、認可を受けて市販の薬(一般用医薬品)に移行した薬です。

市販薬とはいえ、元々は医師の処方箋がないと購入できなかった訳ですから、一般用医薬品として販売されていても副作用や飲み合わせなど、使用方法によっては身体への負担を伴います。

ですから、これらの市販薬は薬剤師の説明を受けないと購入できません。

医師の処方箋が必要な薬は、その認可が下りていない薬です。

つまり、副作用や相互作用の観点から、体への負担が強くなる事もある為、定期的な受診を受け医師の指導の下で薬の量や種類を調整していく必要があるという事です。

手軽に購入できてしまうという事は、薬への抵抗が薄れやすく、この後の2つのリスクへと発展していくきっかけとなってしまうかもしれません。

薬への慢心

市販の薬の二つ目のリスク、それは手軽に購入できるが故、薬に頼りすぎてしまう傾向も現れてきます。

高血圧が続いても「薬を飲めばなんとかなるだろ」と薬の効果を過信してしまう恐れがあるからです。

降圧剤は、対症療法でしかない為、高血圧を引き起こしている原因の改善にはなりません。

その為、市販されている降圧剤で血圧が下がったからと安心して生活習慣の改善を行わなかったり、病院に行かないで病気の発見が遅れる可能性も出てきます。

高血圧の原因は、90%が本態性高血圧といって原因ははっきりしていないものの生活習慣が関係していると言われています。

残りの10%が、二次性高血圧といって病気が基となる高血圧です。

自分の判断で調整できてしてしまう

そして市販の降圧剤の三つ目のリスクは、降圧剤の購入や種類、服用のタイミングなど自分で判断して決められてしまうという事です。

もちろんパッケージや注意書きには用法・容量についての記載がありますが、果たしてそれを継続して正しく守れる人がどれだけいるでしょうか?

私は現在、在宅医療の職に就いているのですが、血圧が下がってきたからと「(降圧剤を)飲むのやめてみようかな」と話す人が結構います。

また、自己判断で降圧剤を飲むのを止めてしまっている方も実際にいらっしゃいます。

状態が安定してくると、薬を飲んでいるから維持できているという認識が薄くなってしまうんですね。

「継続は力なり」

高血圧の治療に限った事ではないですが、何事も結果を出すには継続が大切です!

その継続を正しく、また負担なく行っていく為にも、専門的な事は専門家に任せるのが一番です!

そして、生活習慣など自分が決断しなければいけない事に意識を注いで体質改善を図っていきましょう!

まとめ

降圧剤は、副作用や相互作用などによっては身体に負担をかけ危険を伴う可能性がある為、医師の診察を受けて処方されるのが基本です。

しかし、市販されている降圧剤もあります。

ドラックストアで購入できる降圧剤は「セルペロイシン」があり、第一類医薬品に分類され、薬剤師の説明を受けて購入するものです。

他には、病院で処方される降圧剤が個人輸入代行という形でネット通販でも購入する事ができます。

降圧剤は、血圧を下げる効果が期待できますが、使い方によってはリスクを伴います。

ですから、医師の指導の下、正しく使っていく事が大切です!

こちらの記事もご覧ください。

⇒【知っておくべき!】主要な4種類の血圧の薬と名前を紹介!

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