急性心筋梗塞が原因で起きる危険な不整脈の頻度とは!?

様々な事が原因で脈拍が不規則になる不整脈

不整脈は、加齢など病気とは関係なくても起こる為、珍しいことでありません。

しかし、心臓病である急性心筋梗塞が原因で起きる不整脈は命の危険を伴うこともあります!

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では、どんな頻度で起きる不整脈が危険なのか!?

今回は、急性心筋梗塞が原因で起きる危険な不整脈の頻度について解説します!

不整脈とは?

脈(拍)は、心臓がポンプの作用で血液を血管に送り出す度に血管に加わる圧力です。

親指側の手首を触れてみると「トン、トン、トン」と一定のリズムで脈打って動いているのが分かると思います。

医療系のテレビドラマやサスペンスドラマで、生存確認をするのに手首を触って脈を調べますが、あれは間接的に心臓が動いているかを知るためにやっているんですね。

で、この心臓のポンプ作用が働く為には、2つの重要な要素が関わっています!

1つ目が心筋です。

心筋は、心臓の周りにある筋肉で、心臓を動かす役割があります。

2つ目は電気刺激です。

なんと、心臓からはコンセントや電池なしで自動的に電気刺激が発生しており、これが心筋を刺激する事で心臓は動きます。

これらの働きによって心臓は全身に栄養や酸素を送り届ける事ができ、私達は生命を維持することができるんです!

なんとも神秘的ですね(^-^)

しかし、この電気刺激がうまく発生しない、もしくは複数個所で発生してしまうなどの異常が起きると、正常に心筋を働かせる事ができず、不整脈を起こしてしまいます。

つまり、不整脈はこの電気刺激の異常が原因で引き起こされるということです。

不整脈の種類は、大きく分けて以下の3つがあります。

頻脈(速くなる)

頻度は1分間に100回以上。

過度な頻脈は、動悸、吐き気、冷や汗、意識が遠のくなどの症状を伴います。

徐脈(遅くなる)

頻度は1分間に50回未満。

過度な徐脈は、めまいや失神の原因となります。また、徐脈が続く場合は動作時に息切れする場合もあります。

期外収縮(脈が飛ぶ)

期外収縮は、脈が飛ぶように感じる不整脈で、不整脈の原因として最も多くみられます

胸の不快感や痛みを生じる事がありますが、症状が現れるのは稀です。

心筋梗塞と不整脈

不整脈そのものは、必ず病気が関連しているわけではなく、加齢とともに誰にでも起こる状態です。

また、運動や精神的な興奮、発熱などによっても脈が速くなる事があり、これらは、生理的な現象である為、病気とは無関係です。

一方で、心臓の病気では病的な不整脈が現れる事があり、今回解説する急性心筋梗塞が原因で起こる不整脈には命に係わる危険なものがあります!

ここからは、その危険な不整脈の特徴や頻度について解説していきます。

心筋梗塞は、動脈硬化が原因で心臓を動かす心筋に栄養や酸素を送る冠動脈が詰まる病気です。

それにより、胸痛や胸の締め付け感、冷や汗などの症状が30分程続き、重症の場合は亡くなってしまうこともあります。

心筋梗塞は、発症時期によって治療方法が異なる為

  • 発症してから2週間以内が「急性心筋梗塞」
  • 1ヶ月以上経過したものが「陳旧性心筋梗塞」

と分けています。

そして、急性心筋梗塞が起きた際、壊死した心筋の周囲で不整脈が起きることがあります。

急性心筋梗塞は、発症後1時間以内の死亡率が高く、病院に搬送される途中で約14%の人が亡くなっています。

この時の死亡原因の多くを占めているのが、不整脈です。

では、どのような頻度で脈打つ不整脈が危険なのでしょうか?

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急性心筋梗塞が原因で起きる危険な不整脈の頻度とは?

急性心筋梗塞に伴って起きる不整脈で危険なのが、「心室頻脈」と「心室細動」いう不整脈です!

両方に共通しているのが、心室という単語ですね。

これは、異常が起きる場所が共通しているという事です。

少し心臓について解説しておきます。

心臓には、身体を巡ってきた血液が戻る部屋「心房」と、全身に血液を送り出す部屋「心室」があります。

「Medical note」より引用

心室頻脈は、心室内で電気刺激がグルグル旋回してことが原因でうまく心筋に刺激が伝わらない状態です。

迷路に入ってゴールに辿り着けずさまよっている感じでしょうか?

これにより、心室が小刻みに動いて心臓のポンプ作用がうまく働かず、身体に十分に血液を送れなくなります。

心臓は小刻みに動いて心拍数が上がりますが、血液をうまく送り出せないため、身体や脳は虚血状態となります。

これにより

  • 胸痛
  • 動悸
  • 血圧低下
  • 失神

などの症状を伴います。

また、3回以上連続で脈が感じられなかったり、1分間に120回以上の頻度の頻脈が起きるのが特徴です。

この状態が、30秒以上続くと突然死を起こす可能性が高いと言われています。

そして、急性心筋梗塞を起こして起きる不整脈で最も怖いのが「心室細動」です。

心室細動は、心室が1分間に300回以上もの頻度で痙攣を起こし、心臓の機能が完全に失われる状態です。

この不整脈は、死亡率が高く、最も危険な不整脈と言われています。

完全に心臓の機能が失われているため、血圧は測定不能です。

また、発症から数秒で意識を消失し、痙攣を起こすこともあります。

いきなり心室細動を起こす場合もありますが、心室頻拍から発展する場合もあります。

だからこそ、心筋梗塞を起こした時の素早い対応が生死を分ける程に大切なんです!

まとめ

搬送中に約14%の人が亡くなる急性心筋梗塞。その原因として多いのが、合併症である不整脈です。

そして、命の危険を伴う不整脈が、心室頻脈と心室細動です。

これらは、心臓の部屋の中でも血液を全身に送り出す役割のある心室に異常が生じることで発生します。

心室頻拍の頻度は、1分間に120回以上の速さで脈を打ち、3連続で脈が飛ぶのが特徴です。

これが30秒以上続くと命の危険を伴います。

また、心室細動というとっても危険な不整脈に発展する場合もあります!

症状としては、意識消失や痙攣を伴います。

心室細動が起きると、もはや心臓の機能が失われている為、脈の頻度など考えている場合ではありません。

即、救急車です!

むしろ、胸痛や動悸、異常な頻度の脈を感じたら、症状が落ち着いたとしても、身体には確実に異常が起きてますから、すぐ病院に行ってくださいね。

爆弾を抱えながら生活をするようなものですから。

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