脳幹出血の初期症状でいびきは起きる?その原因を解説!

脳幹出血を始め脳の中で出血を起こすと、その症状は突如として表れます。

中でも頭痛は、今まで経験した事のないような激痛を伴う為、嫌でも脳の異常に気付きます。

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しかし脳幹出血の症状にはいびきもありますが、緊急性を感じにくい為に見過ごしてしまう事も。

そこで今回は、脳幹出血でいびきが起きる原因について解説していきます!

いびきとは

日常でもよくみられるいびきですが、そもそもどのような仕組みで発生するのでしょうか?気になりますよね?気になるという前提で解説します(笑)!!

いびきは、様々な原因によって空気の通り道である気道が狭くなる事で生じます。

つまり呼吸をしている際、気道が狭くなる事で空気が通過する時の抵抗が強くなり、その抵抗が粘膜を振動させて発生する音がいびきになります。

いびきの原因である気道を狭くする原因には、様々なものがあります。

いびきの原因1【首回りの脂肪が多い場合】

肥満の方の場合、脂肪がお腹や足だけでなく、首回りや舌にも蓄積しやすくなります。首回りに脂肪が蓄積すると、首の内部にある気道が圧迫されて狭くなります。

特に、二重アゴの人は要注意です。二重アゴは、舌を支える筋肉や首周りの筋肉が衰えて皮膚が垂れ下がった状態です。その為、仰向けで寝ている際に舌が喉の奥に落ち込みやすくなります。

これにより気道が塞がれてしまいます。

また、舌に脂肪が蓄積すると重量が増して仰向けで寝ている時に舌が重みで喉の奥に落ち込んで気道を塞ぎます。

これらによって、いびきが生じます。

いびきの原因2【扁桃腺が大きい場合】

扁桃腺は、喉の奥の両側にあるリンパ組織です。本来扁桃腺は、子供の頃に大きくなり、成長するにつれて小さくなりますが、稀に大きいままになったり、細菌やウィルスが原因で再び大きくなる事があります。

これらが原因で扁桃腺が大きくなり気道を塞いでしまい、いびきが発生します。

いびきの原因3【口呼吸が主体の場合】

口呼吸は、鼻の病気による鼻づまりや歯並び・口周りの筋肉の弱さで生じやすくなります。

時々、口が開いている人を見かけますが、口周りの筋肉が弱いと口周りを支える事ができず、常時口が開いた状態になりやすくなります。

そうなると、口呼吸となってしまいます。

口呼吸になると、軟口蓋と呼ばれる気道の上部(口の奥)にある部分が落ち込みやすくなる事や舌の筋肉の衰えにより、舌が落ち込みやすくなり、気道を狭くしていびきが生じます。

いびきの原因4【顎の小さい人】

これは、最近の若い人に多い傾向があります。それは、柔らかい物ばかりを食べている為に顎の筋肉が弱くなり、結果舌を支える力が低下して、舌が喉の奥に落ち込みやすくなり、気道を塞いでしまいます。

最近では、ファストフードやコンビニなど安くて手軽に食べられる物が多いですからね。

いびきの原因【その他】

他の記事でも書きましたが、アルコールの摂取でもいびきが生じます。

アルコールは、筋肉の弛緩作用がある為、舌が緩くなり喉の奥に落ち込んで気道を狭くします。

また、アルコールには血行を良くする作用があり、これが原因で鼻にある血管が膨らみ周囲の粘膜が腫れる事で気道が狭くなり、いびきをかくようになります。

また、睡眠薬を飲むことでもいびきが起きます。睡眠薬は、緊張状態にある心身のリラックス効果がある為、舌の筋肉が緩んでいびきの原因となります。

これらに加え、首が過度に曲がったり、後方に反り返るなど不安定な体勢になると気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。布団以外の場所で寝てしまう時は要注意です。

いびきは、酸素の通りが悪くなっている状態ですので、脳への運搬が滞ってしまい疲れが取れないなど体への悪影響もあります。

脳幹出血といびき

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ここまで解説してきたいびきは、一般的に起こりうる症状であり、病気ではない為、改善する事が可能ですし緊急性はありません。

では、今回のテーマでもある脳幹出血のいびきとは、何が原因で起こるのでしょうか?

いびきが、空気の通り道である気道を狭くする事で生じるというのは、先述しました。ビルとビルの間の隙間風のような感じですかね。

脳幹出血によるいびきも気道が狭くなる事で生じますが、他の原因とは違い脳の組織に異常が生じており、対処が遅くなると命の危険にもなる為、緊急性は高くなります。

脳幹出血のいびきは、脳幹に存在する脳神経との関係が深くあります。

脳神経とは、脳から直接出ている末梢神経の総称で、全部で12対あり、それぞれに独自の役割があります。

  • 第Ⅰ神経:嗅神経→嗅覚
  • 第Ⅱ神経:視神経→視覚
  • 第Ⅲ神経:動眼神経→眼球運動(目の運動やピント・瞳の調整)
  • 第Ⅳ神経:滑車神経→眼球運動(目を下内側に向ける)
  • 第Ⅴ神経:三叉神経→顔面・鼻・口・歯の知覚、咀嚼運動(噛む運動)
  • 第Ⅵ神経:外転神経→眼球運動(目を外に向ける)
  • 第Ⅶ神経:顔面神経→表情の筋肉の運動、舌の前2/3の味覚、涙腺や唾液腺の分泌
  • 第Ⅷ神経:内耳神経→聴覚、平衡覚
  • 第Ⅸ神経:舌咽神経→舌の後ろ1/3の知覚、味覚、唾液腺の分泌
  • 第Ⅹ神経:迷走神経→頭部や頸部、胸部、腹部(骨盤を除く)の内臓の知覚・運動・分泌
  • 第Ⅺ神経:副神経→胸鎖乳突筋(首の筋肉)、僧帽筋(首~背中にある筋肉)の運動
  • 第Ⅻ神経:舌下神経→舌の運動

赤で色付けした脳神経は、嚥下に関係しています。嚥下には、舌の運動はもちろんの事、知覚や顔・首周りの筋肉が協調して働いています。

脳幹出血により、これらの脳神経に障害が出ると、顔・首周りの筋肉や舌が緩み、喉の奥に舌が落ち込みやすくなります。

中枢部に問題がなければ、舌や顔の筋肉は適度な緊張状態を保つ事ができ、弛緩する事はありません。

しかし、脳幹出血の場合は舌や顔の筋肉を司る中枢部が壊れている為、舌は麻痺したように弛緩している可能性があります。

つまり、舌は脱力して自力で動かす事が困難となり、場合によっては気道を完全に塞いでしまい、意識障害と相まって窒息の可能性もあります。

また、気道を完全に塞ぐまでには至らなくても、大きく塞いでしまう為、それだけ空気の通りが阻害されてしまいます。

その為、空気は無理やり気道を通過していき、今まで聞いたこともないような大きないびきとなって表れます。

この聞いたことのないような異様ないびきは、異常を感知する一つの手がかりかもしれません。

また、脳幹は意識のコントロールを行っている器官でもある為、脳幹出血により意識障害を併発している場合もあります。

ですから、呼びかけても起きない可能性があります。これらの症状に気づいたら、救急車を呼ぶなど早急に対応した方が良さそうです。

まとめ

脳幹出血によるいびきは、嚥下に関係した脳神経の損傷により、舌や顔の筋肉が弛緩して舌が喉の奥に落ち込む事で生じます。

また、舌を自分で動かす事ができなくなる為、気道を塞いでしまった場合窒息してしまう可能性があるので注意が必要です。

また、弛緩した舌によって大きく気道を塞いでしまう為、異様で大きな音のしたいびきが生じます。

そして意識障害を併発して呼びかけても起きない事がある為、これらの症状が脳幹出血や脳の異常を予感させる症状となりえます。

こちらの記事もご覧ください。

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