脳梗塞と脳血栓に違いはあるのか分かりやすく解説します!

脳の病気には様々な名称のものがありますが、今回は脳梗塞と脳血栓に焦点を当てていきます。

脳梗塞と脳血栓はどちらも脳の病気ですが、ポイントを抑えておけば非常に理解しやすいです。

今回は、紛らわしい脳梗塞と脳血栓の理解や違いがあるのか?

という部分にフォーカスして出来るだけ分かりやすく解説していきます!

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脳卒中とは

脳梗塞と脳血栓の違いについて理解するには、それらを総括した名称である「脳卒中」について知る必要があります。

脳卒中は、卒=卒倒(突然倒れる)と中=中毒(毒にあたる)という意味を合わせた一般用語です。つまり、「脳が突然に毒に当たったように倒れる」という意味になります。

今でこそ、CTやMRIなどの画像検査の発展に伴い、脳梗塞や脳出血を招く要因なども分かってきていますが、昔は脳内で何が起きているのかも分からなかった時代です。

そんな時代に、人が突然倒れたり強烈な頭痛に襲われたら

「突然(毒に当たったように)倒れた!」

と驚くのも無理はありません。

ちなみに、医学用語では「脳血管障害」と呼ばれています。

脳卒中(脳血管障害)は

  1. 脳出血
  2. 脳梗塞
  3. くも膜下出血

を総称した名称です。

今回、脳梗塞と脳血栓の違いを解説するにあたって、脳梗塞について掘り下げていきます。

血管が『詰まる』脳梗塞

先述した脳出血とくも膜下出血は、脳血管が破れて出血することで発症します。

対して脳梗塞は、脳の血管が詰まるタイプの脳の病気です。

つまり、脳梗塞と他の2つの脳疾患は、詰まるか出血するかの違いになるわけです。

塞がるという意味である「梗塞」という漢字からも脳梗塞が血液の通り道である血管を塞いでしまう病気ということが分かりますね。

脳梗塞には予兆がある!?

ここで少し横道に逸れますが、脳梗塞には一過性脳虚血発作(TIA)と言って脳梗塞の予兆のような症状があるのを知っていますか!?

これは一時的に脳の血管が詰まってしまう病気で、手足の麻痺や痺れなどの症状が現れるものの24時間以内に消失するというものです。

症状が消失するので気にしない方も多いのですが、実は体に異変が起きているという合図なんですよ!

脳梗塞は脳の血管が脆くなって発症するので、一時的でも異常が起きるという事は脳血管がSOSを発信しているというわけです。

ですから、脳梗塞との違いは、症状が続くか消えるかという部分ですが、脳に異常が起きているというのは共通しています。

以前、僕の父もこの一過性脳虚血発作を発症したことがあります。

あの時は本当に焦りました…。

一過性脳虚血発作については、こちらで詳しく解説していますので参考にして下さい。

ちなみに予防法についても解説していますよ(^ ^)

虚血性の脳疾患である一過性脳虚血発作の予防に必要な事とは!?

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血の塊で『詰まる』脳血栓

脳血栓は、血液で脳血管が詰まってしまう病気です。

血液がドロドロになると血栓と呼ばれる血の塊が形成されやすくなります。

この血栓が血管で詰まってしまう事で発症するのが脳血栓です。

脳血栓の怖いところは、心臓で形成された血栓によって脳が損傷を受けてしまうんです。

心臓での異常が脳に悪影響を及ぼすとは驚きですね。

ドロドロになる血液

では何故、血栓はできてしまうのでしょうか?

それは血液がドロドロになるからです。

血液がドロドロになる

良く耳にしませんか?

本来、異常のない健康な血液はサラサラです。

ホースの中を流れる水のようなものです。

このホースの中の液体がシェイクになったとしたらどうでしょうか?

流れが悪くなるのは当然ですが、途中で詰まってしまう事もあるかもしれません。

僕はマックシェイクを飲む際、中々吸い出せず、吸いすぎて酸欠になった記憶があります。

クラっときました。

極端な例を出しましたが、イメージとしてはそんな状態になるわけです。

ドロドロになってしまう原因は様々ですが、食べ過ぎや飲み過ぎで血管内に糖質や脂質が過剰に溜まってしまうとドロドロになりやすくなります。

僕の父が一過性脳虚血発作を起こした当時、父の体重は100Kg近かったですね。

喫煙もしていましたし、食生活が乱れていたのは言うまでもありません。

見えない部分が侵されていくってホント怖いです…。

脳血栓と脳塞栓

脳血栓に似た言葉は脳梗塞の他にも脳塞栓というものがあります。

脳血栓と脳塞栓の違いは、梗塞が起きる場所の違いになります。

その他にも以下のような違いがあります。

発症スピード症状発生場所関連疾患
脳血栓ゆっくり(数分〜1日)徐々に出てくる事もある高血圧や糖尿病など
脳塞栓急に起きる数秒〜数分以内脳以外(心臓など)心疾患や不整脈

発生する場所の違いで症状の現れ方やスピードにも違いが出てくるわけですね。

脳梗塞と脳血栓の違い

脳梗塞によって血管が詰まる原因は、血栓にあり、この血栓が発生する場所の違いで脳血栓と脳塞栓に分けられます。

従って、脳血栓は脳梗塞の一種である為、名称の違いはあるものの、病気そのものに違いはありません。

ですから、脳血栓は脳梗塞の一種という事だけおさえておけば問題ありません!

一言に脳梗塞と言っても原因や発生する場所の違いで様々な呼び方があるんですね。

また、症状に関しては脳卒中の種類での違いというよりは、侵される脳の部位によって異なってきます。

代表的なものとしては、運動麻痺、感覚障害(痺れや感覚が鈍くなる)、言語障害(呂律が回らない)、高次脳機能障害(思考や判断に支障が出る)などがあります。

まとめ

脳疾患の代表格である脳卒中は、脳血管が詰まる脳梗塞と脳血管から出血する脳出血、くも膜下出血の3つに分類されます。

更に、脳梗塞は脳の血管が詰まる脳血栓と心臓に出来た血栓が元で脳の血管が詰まる脳塞栓の2つに分類されます。

以上の事から、脳血栓は脳梗塞の一種です。

その為、呼び方に違いはあるものの意味合いは同様であると言えます。

脳卒中の種類は様々ですが、発症に生活習慣が大きく関与している事は共通している為、今一度見直してみてはいかがでしょうか?

こちらの記事では脳血栓について掘り下げて解説していますので、興味があればチェックしてみて下さい。

脳血栓の原因には、ストレスや心弁膜症が関係している!?

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