脳疾患と飲酒~アルコールがもたらす身体への影響とは?~

飲酒がどのように脳疾患と関係しているのか分かりますか?

アルコールが身体に良くないと思っている人もいるかもしれませんが、実はアルコールは適量の摂取であれば、脳疾患予防の強い味方となるんです!

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そこで今回は、飲酒とアルコールが脳疾患にどのような影響を与えているのか、解明していきたいと思います!

アルコールの適正量とは?

1日に摂取するアルコールの量は、12~24gが適量と言われています。

じゃあ、飲酒は24gまでに抑えれば大丈夫!

ってアルコールの量を示されてもピンとこないですよね。

具体的には

  • ビールで約500ml
  • 酎ハイで約350ml
  • 日本酒で約180ml(1合)
  • 焼酎で約72ml(2分の1合)
  • ワインで約240ml(グラス1杯半〜2杯弱)

に相当します。缶酒は一缶、ワインはグラス1杯、ざっくり言ってしまえば、1杯だけというのが適量と思って良いのではないでしょうか。

これを機に、「あと1杯!」を控えましょう!!

また、飲む量を最初から決めておく事が飲み過ぎを防ぐ対策になります!

飲酒が過剰になる人は、ダラダラと飲んでしまっている人が多いですからね…。

普段の生活から飲酒量をコントロールし、適量のアルコールを摂取する事で、脳出血や脳梗塞などの脳疾患リスクを約3割減らすことができるとのデータもあります。

ですが、日常的に過度な飲酒を繰り返し、1日のアルコール摂取量が60g以上になると、脳疾患の発症確率が、約1,7倍~約2倍近くも高くなるというデータが出ています。

飲酒とアルコールがもたらす身体への影響

飲酒によって身体の中に入るアルコールは、身体にとってどんな影響があるのでしょうか?メリットとデメリットに分けてみていきましょう。

メリット

1つ目。適量のアルコール摂取は、血管の炎症を防ぎ、血管を拡げて血流を良くします(血管の炎症は、血管を硬くしてしまいます)。

血管が拡がれば、血管の中を通る血液の流れが良くなるので、血管壁への圧力が弱まり、血圧は下がります。従って、血管が詰まりにくくなり、脳疾患の予防効果が期待できます。

2つ目。ワインには血管を健やかに保つ「ポリフェノール」という成分が含まれている為、毎日適量を飲むことで脳疾患の予防に効果的です!

この記事を書いていて、ある長寿番組で、長生きの秘訣をインタビューするという企画が放送されていたのを思い出しました。

その時にインタビューを受けていた女性は、ワインを毎日飲んでいる事が長生きの秘訣と話していました。その内容には、ちゃんとした根拠があったんですね!

3つ目。アルコールは、善玉コレステロールを増やす作用があります!

コレステロールとは脂質の一種で、細胞膜やホルモンを作ったり、神経の保護などの作用があり、私達の身体には必要不可欠なものなんです!そして、役割によって、善玉と悪玉の2種類に分けられます。

悪玉コレステロールは、上記の作用に活用する為、肝臓からコレステロールを全身に運搬しています。そして、善玉コレステロールは、血管の中に貯まって余っているコレステロールを回収して肝臓に戻します!

この事から、悪玉も必要なコレステロールである為、善玉とのバランスが大切なんです!

しかし、アルコールの大量摂取や脂物の摂りすぎ、糖分を摂りすぎてしまうと、悪玉コレステロールが増えすぎてしまいます。

それによって、血管の中にコレステロールの塊ができて血管が狭くなったり、硬なってしまい脳疾患のリスクが高くなってしまいます。

ですから、適量のアルコール摂取にて善玉コレステロールを増やすことは大切なんです!

これは余談ですが、飲酒によって顔が赤くなりやすい人っていますよね?

これは、体質の関係上、アルコールの代謝(アルコールの分解)に関係している酵素の働きが弱い為に、「アセトアルデヒト」という二日酔いの素となる物質が血液中に増えてしまう事で、血管を拡げる為です。

つまり、「顔が赤くなりやすい人は、もともと身体の中でアルコールの処理が上手くできない」という事です。

今まで見てきた中で、悪酔いをする人は大体顔が赤くなりやすい人だった気もします(笑)

また、生まれ持った体質上アルコールの処理がうまく行えないという事ですから、強くなろうと努力しても限界があるようです。

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デメリット

1つ目。過度な飲酒を長期間続けていると、血管を縮める作用が働くとともに、塩分の多いつまみ類の摂取も重なり、血圧が高くなってしまいます。

2つ目。アルコールの種類によっては、糖質が多く含まれています(ビールや日本酒、酎ハイなど)。

その為、過度な飲酒を続けていると、お腹が膨れる原因である内臓脂肪が蓄積し、高血圧や動脈硬化になりやすくなります。

お酒が好きな人は、比較的痩せている人が多いと思いませんか?でも、Tシャツを脱げばしっかりと積み上げてきたものがお腹にあります(笑)

これらのデメリットによって、脳疾患のリスクが高くなります。

また、私の父の話ですが、父は毎日飲酒をしており、主なお酒はビールと日本酒です。恐らく1日のアルコール量は60gを超えていると思います。

食事に関しては、主食や主菜、副菜はほとんど摂らず、つまみがメインです。

そのつまみに醤油や塩などの調味料をたっぷりつける為、塩分量は多いです。

その結果、血圧が高くなり、現在は薬で血圧をコントロールしています。

今のところ、これといった脳疾患の予兆などはありませんが、着実に身体には過剰なアルコール量の影響が出ています。

病気をしていないとは言え、身体は正直です。いつどうなっても不思議ではないと思います。

また、日常的に飲酒をして、アルコールを大量に摂取していた人は、認知症の危険性が約5倍も高くなったとの報告もあります。

このように、アルコールは摂取する量によって、毒にも良薬にもなります。結局、私達の使い方(飲酒の仕方)次第という事になりますね。

脳疾患と飲酒、アルコールの関係性

では、飲酒は脳疾患のリスクを高めるのか、それとも下げるのか、どちらなのでしょうか?

これまでの内容から言えば、どちらの可能性もあるという事が分かったのではないでしょうか。

アルコールは摂取量が適量であれば、血管の炎症を防ぐ、血管を拡げる効果があると既に書きました。

つまり、血管を健やかに保ち、血管が硬くなって破けてしまう脳出血や血管が細くなって詰まってしまう脳梗塞などの脳疾患を予防できるわけです!

反対に、過度な飲酒によってアルコールの摂取量が過剰になると、血管にダメージを与えてしまい、脳出血や脳梗塞などの脳疾患のリスクは高まります。

更に、アルコールにはオシッコが出やすくなる作用がある為、飲酒をするとトイレが近くなり、身体の中の水分が失われやすくなります。

そして、脱水状態となる為、血液はドロドロに。結果、血管が詰まりやすくなり脳梗塞のリスクが高まります!

極端な例ですが、水のようにサラサラな血液が、スムージーの様なドロドロの血液になれば、流れは当然悪くなりますよね?

まとめ

いかがでしたか?

飲酒によりアルコールが体内に入り込むと、その量によって、身体に良い影響も悪い影響ももたらす事になります。

適量であれば、血管を健やかに保つ事ができる為、脳梗塞や脳出血などの脳疾患の予防になります。

一方、過剰摂取となると血管は硬く、縮んでしまう為、高血圧や動脈硬化を誘発し、結果的に脳疾患のリスクを高めてしまいます。

アルコール量の適量とは、12~24g。缶にしてもグラスにしても一本(杯)を目安にしましょう。

脳出血や脳梗塞などの脳疾患は、乱れた生活習慣が発症のリスクを高めます。飲酒に限ったことではないですが、何事もほどほどが大切ですよ。

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