脳血栓の判定に必要な検査方法と検査入院の必要性について解説!

脳血栓は、脳の血管に血栓と呼ばれる血の塊ができて血管を詰まらせる病気です。

この脳血栓の検査方法には実に様々なものがあり、脳そのものの検査はもちろんの事、それ以外の部位の状態からも脳血栓のリスクを調べる事ができるんです!

スポンサーリンク

私達に馴染みのあるあの検査方法でも脳血栓の危険因子を把握する事ができます!それはどんな検査方法なのでしょうか?

今回は、脳血栓の検査方法と検査入院の必要性について解説します!

脳血栓の検査方法

脳血栓は、脳そのものの検査だけではなく、他の部位の状態をチェックする様々な検査方法で脳血栓のリスクを知る事ができます。

では、どんな検査方法があるのかみていきましょう。

CT

CTは、脳の状態をチェックする代表的な検査方法です。CTは、レントゲンでも使用されているX線(放射線)を照射して撮影します。

身体に向けてX線を照射すると、X線が通過する部分と通過しない部分があります。この通過しない部分に当たるのが、です。これにより、骨が写真に写りやすくなる為、CTは骨の撮影に得意です。

検査に時間がかからない特徴から、緊急時の撮影に適しています。

MRI

MRIは、磁気を使用して身体の中を撮影する検査方法です。人の身体は、実に約7割が水分です。この水分から磁力が発せられており、MRIは内臓や血液などの水分を多く含んでいる部位の撮影に特化しています。

MRA(脳血管撮影)

原理はMRIと一緒で、磁気を利用して人体内を撮影する検査方法です。これは、血管を撮影するのに特化している為、脳血栓の原因として重要な脳血管の動脈硬化の有無とどこで起こっているのかを特定できます。

頸動脈エコー

頸動脈エコーとは、頸(首)に検査器具を当てて頸動脈に動脈硬化が起きていないかを検査する方法です。首の血管は、プラークと呼ばれる瘤ができやすく、動脈硬化を起こしやすい部位です。

また、プラークの有無だけでなく、できているプラークが脳血栓を起こしやすいかどうかも把握することができます。

心電図

心電図は、心臓の活動をチェックする検査方法である為、脳で障害の起きる脳血栓というよりは、脳塞栓(脳の血管以外で出来た血栓が脳に移動して詰まらせる)のリスクをチェックする検査方法になります。

正常な心臓は規則的な動きをしていますが、異常を来すと不整脈といって、不規則な動きになってしまいます。心電図の検査を行う事で不整脈を発見できます。

血液検査

これは、健康診断で行う検査の定番ですね。血液検査から、様々な病気の予兆が分かり、予防に努めることができます。

今回は、脳血栓に関連した項目を挙げました。

コレステロールは、

  • LDL(悪玉)コレステロール :65~139mg/dl
  • HDL(善玉)コレステロール :40~90mg/dl
  • 中性脂肪 :30~149mg/dl

血糖値は

  • 空腹時血糖が100mg/dl未満
  • 常時血糖が140mg/dl未満
  • HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)6.2%未満

HbA1cとは、過去1〜2ヶ月間の血糖値を表します。

以上が基準値となり、この数値を超えていくと糖尿病脂質異常症のリスクが高くなり、最悪の場合動脈硬化を引き起こします。

血圧

血圧は、セルフチェックが手軽にできる事から、最も身近な健康チェックの方法です。

基準値は「140mmHg未満/90mmHg未満」です。

脳血栓を発症した後に行う検査もあります。

それは、麻痺や感覚障害の程度、認知症の有無など脳血栓によって生じる様々な後遺症を客観的(数値です表して共通認識ができるようにする)に把握できるようにする事が目的となります。

スポンサーリンク

脳血栓の検査から見る危険因子

CT、MRI、MRAなどの画像検査ですが、頭の中を撮影する事で、脳血栓の発症前では動脈硬化の有無や詰まりそうな部位の特定、発症後では詰まっている部位の特定を行うことができます。

血液検査においては、基準値を超えると糖尿病や脂質異常症など動脈硬化を起こす危険因子の把握ができます。

これらにより、異常が分かった時点で服薬や生活習慣の改善を行い、脳血栓など脳卒中の予防に役立てることができます。

私はこれまで毎年会社で健康診断を受けてきましたが、正直ちゃんと検査結果を見ていませんでした(特に血液検査)。

しかし、ある時健康診断で異常(この時点では疑いですが)が見つかり、精密検査を受けることになったのですが、結果が出るまで気が気ではありませんでした。

結果は幸いにも異常はなかったのですが、それ以来検査結果をちゃんとチェックするようになりました。

何が言いたいのかと言うと、病気になってから後悔しても遅いという事です。

人は、緊急ではない事は後回しにしがちで、緊急事態に陥ってから後悔する事が多いように感じます。しっかり検査結果をチェックし、結果に少しでも変動があれば対策を行いましょう!

検査入院の必要性

さて、これまで脳血栓(脳梗塞)の検査方法について解説してきましたが、場合によっては検査入院が必要なこともあります。

検査入院は、健康診断や受診の結果によってみつかった異変の原因を明確にする為に必要になります。

検査入院が必要になるのは、高齢で持病がある方など、一度にたくさんの検査を行うのが困難な方や脳血栓の危険因子である高血圧や糖尿病の管理指導の必要がある場合です。

血圧や血糖値は自己管理が重要になる為、服薬の調整や運動療法、食事の管理など在宅に戻って管理ができるように指導を受けます。

また、検査結果と照らし合わせながら管理を行う事で、個人個人の身体に合った方法を安全かつ迅速に見つけることができるのも検査入院の特徴です!

検査入院の期間ですが、これは状態によっても異なります。

元々糖尿病や高血圧などの持病があって、脳血栓の発症リスクが高いと診断された場合は、コントロールの為に検査入院となる場合があります。

この場合は、大体1週間ほどの入院となります。

また、先述した内容だけで終わる場合も約1週間程の入院となります。

既に片麻痺や感覚障害などの脳血栓の症状が見られる場合は、精密検査を行う為に検査入院となり、状態によってはそのまま入院となることもあります。

この場合、治療やリハビリを行う為、最長で180日間の入院となります。

まとめ

今回は、脳梗塞の一種である脳血栓に着目して検査方法と検査入院について解説しました。

脳血栓の検査方法には、CTやMRI、MRA、心電図、頸動脈エコーなどがあり、脳や心臓、血管の詳細を把握する事ができます。

また、血液検査では糖尿病や脂質異常症の有無がわかり、脳梗塞(脳血栓)の予防に役立てる事ができます。

検査入院は、病気の疑いがある場合や血糖値、血圧のコントロールを行う時などに必要になります。

検査入院のみであれば、約1週間で退院できる事が多いですが、脳血栓など病気がみつかった場合はそのまま入院となり、最長で180日間の入院となります。

今回紹介した内容は、脳血栓を予防する為にも重要になります!検査結果を真摯に受け止め、脳血栓のリスクを減らしましょう!

こちらの記事もご覧ください。

脳血栓の入院期間と入院・手術の費用はどれくらい!?

スポンサーリンク