【要注意】グレープフルーツとレモンが血圧の薬の副作用を強める?

柑橘系の果物として有名なグレープフルーツですが、実は血圧の薬と同時摂取は、副作用が出現する可能性があるかもしれません!

ただの果物であるグレープフルーツが何故血圧の薬に影響を及ぼすのか?

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そこで今回は、血圧の薬とグレープフルーツの摂取でどんな副作用が出現するのか?

また、その理由と同じ柑橘系のレモンの摂取についても解説します!

グレープフルーツの成分

グレープフルーツと血圧の薬との関連性の前に、グレープフルーツにはどんな成分が含まれているのか解説します。

ビタミンC

ビタミンは、炭水化物、たんぱく質、脂質、ミネラルと合わせて五大栄養素とも言われているほど、私達の体にとって重要な栄養素になります。

その働きは、他の栄養素がうまく働く為のサポートが中心となります。

ビタミンCは水に溶ける水溶性ビタミンの一つです。

主に柑橘系の果物に豊富に含まれているビタミンCですが、グレープフルーツには特に多く含まれています。

どれくらい多いかと言うと、なんとグレープフルーツを一個食べれば一日に必要なビタミンCを摂れちゃうんです!

ビタミンCの作用は、以下のようになっています。

  • 抗酸化作用により有害な物質から体を守り、動脈硬化を防止して血管を健やかに保つ
  • 皮膚や粘膜の健康維持
  • ストレスへの抵抗力を高め強める
  • 鉄の吸収を促す

クエン酸

クエン酸はグレープフルーツに限らず、レモンやみかんなどの柑橘類やお酢などに含まれている酸っぱい成分です。

クエン酸には次の効果があります。

  • 疲労回復

クエン酸はレモンにも多く含まれており、過去に私はスポーツ時の疲労回復として蜂蜜漬けにして食べていました。

最近はないかな?

クエン酸は、疲労物質の排出を促し、また産生を抑えます

更に、血液をサラサラにする作用によって、新陳代謝を促します。

これらにより、疲労回復につながります。

  • 血流の改善

血液はコレステロール(脂質)の取りすぎなどでドロドロになると、流れが悪くなって血管壁に強い圧が加わります。

これにより血圧が高くなるのですが、クエン酸は血液をサラサラにして血流を改善します。

また、クエン酸には細胞を劣化させる活性酸素を除去する作用があります。

これにより、老化防止やガン予防などの効果が期待できます。

他にも美肌効果や痛風の予防効果も!

  • ポルフェノール

グレープフルーツの苦味成分には、ポルフェノールの一種である「リモノイド」と「ノビレチン」が含まれています。

これらは、血栓(血液の塊)やガンの予防効果があります。

そして、グレープフルーツの皮に含まれている香り成分には、交感神経を刺激して脂肪燃焼効果のあるたんぱく質を作る作用があるんです!

あの爽やかな香りにそんな効果があったなんて驚きですね!

レモンの成分

では、グレープフルーツと似たレモンの成分はどうでしょうか?

レモンと言えばビタミンC!CCレモンでも有名ですね!

そしてクエン酸です!

これらは、グレープフルーツにも含まれていますから共通している成分ですね。

レモン独自の成分としては、ポリフェノールの一種である「エリオシトリン」と「ヘスペリジン」があります。作用はビタミンCと同じ抗酸化作用です!

他には、「リモネン」と呼ばれるレモンの皮に含まれている香り成分や食物繊維が豊富です。

食物繊維には、便秘予防や心筋梗塞、糖尿病、肥満など生活習慣病の予防に効果があるんです!

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グレープフルーツは血圧の薬の副作用を強める

結論から言うと、血圧の薬とグレープフルーツの相性は悪く、副作用が強くなる可能性があります

ここが今回の本題ですから、詳しく解説していきます!

血圧の薬にはいくつか種類があるのですが、その中の一つである「カルシウム拮抗薬」という血圧を下げる薬とグレープフルーツの組み合わせが、副作用のリスクを高めてしまうんです。

その作用機序を簡単に説明すると、血管の周りには平滑筋と呼ばれる内臓専門の筋肉が存在しています。この平滑筋の動力源となっているのが、カルシウムイオンという物質です。

血圧の薬であるカルシウム拮抗薬は、カルシウムイオンの平滑筋への取り込みを防ぐ事で、血圧を下げます。

しかし、グレープフルーツ(ジュース含む)をカルシウム拮抗薬と同じタイミングで摂取すると、グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン類」と呼ばれる物質が薬の代謝を阻害してしまいます。

これにより薬の効果に影響を与え、血圧が下がりすぎて頭痛やめまいなどの副作用が現れる可能性が出てきます。

こういった理由により、血圧の薬とグレープフルーツの同時摂取は副作用が強くなる恐れがある為、禁忌と言われているのです!

時間を置いてもグレープフルーツの作用は持続

では、同時摂取でなければ、問題ないのか?

と思いがちですが、なんとグレープフルーツの効力は3~4日ほど持続します!

血圧の薬は毎日飲む必要がありますから、服用中はやはりグレープフルーツは食べない方が良いという結論に至ります。

うっかり食べてしまわないように注意が必要です。

グレープフルーツ以外で副作用のリスクがある柑橘系果物

  • 夏みかん
  • ブンタン
  • サワーオレンジ
  • スウィーティ
  • タンジェリン
  • 八朔

などの柑橘系の果物にも「フラノクマリン」が含まれている為、先述した副作用のリスクがあるので注意が必要です。

副作用のリスクのない柑橘系果物

  • レモン
  • カボス
  • 温州みかん
  • スイートオレンジジュース

などです。

レモンは「フラノクマリン」を含みませんから、心配する必要なないようです。

グレープフルーツとの同時摂取で副作用のリスクがある血圧の薬

副作用のリスクが高まるという事で、グレープフルーツとの同時摂取を避けるべき血圧の薬としてカルシウム拮抗薬を挙げました。

ここでは、カルシウム拮抗薬に分類される薬の種類を紹介します。

自身で服用している薬の名前がある場合は、要注意ですよ!

  • カルブロック
  • アテラック
  • コニール
  • アダラート
  • ワソラン

ですが、カルシウム拮抗薬の中でも「アムロジン」、「ノルバスク」、「ヘルベッサー・R」という薬はグレープフルーツの影響はないようです。

血圧の薬の処方を受けた時に、担当医に相談する事も必要ですね。

グレープフルーツと同時摂取でも副作用のない血圧の薬

血圧の薬は他に

  • アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
  • ACE阻害薬
  • 利尿剤
  • α、β遮断薬

などがあります。

これらの薬は、グレープフルーツを食べても副作用が出る事はありません。

血圧の薬を飲んでいる人で、どうしてもグレープフルーツが食べたい人は担当の先生に相談してみると良いかもしれません。

まとめ

血圧の薬の一種であるカルシウム拮抗薬は、グレープフルーツとの相性が良くありません。

その理由は、グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン」という成分が、薬の代謝を阻害する事で薬が効きすぎて頭痛やめまいなどの副作用を伴うからです。

他にも夏みかんやブンタンなどの果物も「フラノクマリン」を含む為、副作用のリスクが高く、相性は良くありません。

ですが、レモンや温州みかんは問題なく摂取できます。

薬の種類によって私達が普段何気なく食べている食品が悪影響を及ぼす事もありますから、自分が飲んでいる薬の効果や禁忌事項を理解しておく事は、自分を守る為にも必要ですね。

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