【必見!】血圧の薬で起きる眠気は脳からのSOS!?

日本人の3人に1人は高血圧と言われており、それに伴って薬で血圧をコントロールしている人も多いのでは?

薬の副作用には眠気を伴う物が多く、血圧の薬を飲んだ時も眠気が現れる事があります。

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ですが、その眠気。

放っておくと大変な事になるかもしれません!

そこで今回は、血圧の薬と眠気の危険な関係について解説します!

眠気が起こる仕組み

まず最初に、私達の生理現象として眠気が起きる仕組みについて解説します。

夜の眠気

私達の体には「サーカディアンリズム」という体内時計が存在しています。

この体内時計の働きによって、だいたい夜の決まった時間に眠気が起き、朝の決まった時間に目を覚ます事ができます。

毎日目覚まし時計をセットしていても自然とセットしている時間に眼が覚めるのは、サーカディアンリズムの働きがあるからです!

そしてサーカディアンリズムは、睡眠・覚醒だけでなく、ホルモン分泌や体温、血圧などの調整にも作用しています。

しかし、徹夜や生活リズムが乱れると、サーカディアンリズムにも乱れが生じます。

すると、筋肉に疲労物質が溜まるのと同じように、脳内にも睡眠物質が溜まります。

睡眠物質の蓄積は睡眠でしか解消できない為、十分な睡眠がとれないと睡眠物質が溜まり続けて眠気を誘うわけです。

更に!

睡眠不足によりサーカディアンリズムの乱れが継続すると、「オレキシン」という覚醒を維持する物質が過剰に分泌されて眠れない体になってしまいます。

もちろん、眠れない体というのは良くありません。

後に解説しますが、休めないという事は常に体は興奮状態にある為、高血圧や疲れがとれないなどの弊害が生じます!

食後の眠気

ご飯を食べた後に眠気が強くなるという人は多いですよね?

学生だった若かりし頃、私は食後の授業で集中できた試しがありません(笑)

ただ、これにはちゃんとした理由があります!

食事で食べ物を消化する際には、自律神経である副交感神経が活発になります。

ここで自律神経について簡単に触れておきますね。

自律神経には、活動的になる交感神経とリラックスする副交感神経の2つあります。

交感神経は、活動時に活発になり、血圧上昇や筋の収縮、心拍数の上昇の作用があります。

副交感神経は、疲労回復や睡眠の他、消化吸収の時にも活発になります。

つまり、食事をすると副交感神経が活発になり以下の作用が働きます。

  • 消化吸収の為、胃や腸にエネルギー集中
  • 消化吸収にエネルギーを集中させる為、他の体の部分の活動を抑える

これにより、脳の活動抑制と血液供給の減少が起こり、眠気を伴います。

食べ物の消化吸収に必要な消費カロリーは、一日の消費カロリーの10%を占めます。

他にも体温が低下した時や「プロゲステロン」という生理前や妊娠初期に分泌される女性ホルモンに眠気の作用があります。

血圧の薬で眠気が起きる理由

では、血圧の薬を飲んで眠気が起きている時は、体の中ではどんな影響が出ているのでしょうか?

日本人の3人に1人が高血圧と言われている事からも、血圧の薬を服用している人は多いはずです。

ですから、自分の飲んでいる薬が自分の体にどんな影響を与えているのかを知るのは大切なことです。

血圧が高い状態というのは

  • 血液量が増える
  • 血液がドロドロになる
  • 血管が硬くなる

などを指します。

これらにより、血管が詰まる脳梗塞や血管が破れる脳出血を発症するリスクが高くなります。

血圧の薬は、降圧作用によって血管や血液にかかる負担を軽減します。

しかし、個人差はあれど副作用が現れる事もあり、そのうちの一つに眠気があります!

薬の副作用に眠気があるのは、割と良く聞くかもしれませんが、血圧の薬で眠気が起きる理由は、大きく2つ考えられます。

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薬が効き過ぎて血圧低下

薬が効き過ぎて血圧が下がり過ぎると、脳への血液量が減ります。

それにより脳には酸素や栄養が十分に行き渡らなくなります。

するとどうなるか?

脳が働く為には、酸素が必要になります。

これらは、血液に運ばれて脳や各細胞に送り届けられます。

しかし血圧が下がり過ぎると、血管の中を流れる血液は穏やかに流れます。

つまり、栄養供給のスピードが遅くなり、脳の働きに供給が追いつかなくなる為、脳の働きが低下して疲れや眠気を伴うわけです。

ましてや、脳は体に入ってくる酸素の3割近くを消費している為、血圧が低下すると脳の働きを落としてしまうのです!

副交感神経が活性化

血圧の薬の中には、交感神経を抑えて血圧を下げる作用のある物があります。

交感神経と副交感神経は、シーソーのように拮抗関係にある為、交感神経を抑える事で副交感神経が活発になります。

副交感神経はリラックス作用がある為、これにより眠気の副作用を伴う場合があります。

交感神経に作用する血圧の薬には

  • α遮断薬
  • β遮断薬

があります。

基本的に薬の飲み始めは体が作用に慣れていない為、眠気だけでなく、目眩やだるさなどの副作用が現れる事はあります。

薬が処方される際、基本的には医師の指示の下に体への負担を考慮して少しずつ降圧を図っていきます。

ですが、薬の効果の現れ方には個人差がありますから、場合によっては血圧が下がり過ぎて眠気などの症状を伴う事があります。

脳の働きが低下する事によって眠気を伴うわけですから、放っておくわけにはいきませんね。

眠気は、脳に起きている異変を知らせる為の大事なSOSだったんです!

日常生活に支障をきたす程に眠気が強く現れる場合は、薬が体に合っていない可能性もある為、早めに担当医に相談した方が良いですね。

また、血圧の薬はあくまで無理矢理に血圧を下げているに過ぎない為、根本的な原因の治療にはなりません

例えば、塩分の取りすぎで血圧が上がっているとします。

血圧の薬を飲めば血圧は下がるかもしれませんが、減塩をしない限り高血圧は治らないという事です。

つまり、一生血圧の薬を飲まなければいけないわけです。

薬の効果に慢心せず、薬に頼らなくても血圧をコントロールできるようにするのが理想ですね。

まとめ

血圧の薬を服用すると、眠気を伴う場合があります。

その理由は2つあります。

1つ目は、薬が効き過ぎる事。

薬が効き過ぎて血圧が下がり過ぎると、脳への血流が乏しくなり、酸素や栄養の供給が少なくなります。

これで脳の働きが低下して眠気が現れます。

2つ目は、副交感神経が活発になる事。

血圧の薬で交感神経を抑えると、副交感神経が活発になります。

副交感神経は血圧低下に働く為、1つ目の仕組み同様に脳の働きが低下して眠気を伴います。

眠気が強く、日常生活に支障を来す場合は、担当医に相談しましょう!

どんな薬でも副作用がある為、薬に頼らずに血圧のコントロールを図り、体への負担を減らしましょう!

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