血圧の薬と納豆はNG!?その関連を分かりやすく解説します!

皆さん、こんな噂を耳にしたことはないですか?

「血圧の薬を飲んでいたら納豆は良くない」

果たしてこれは本当なのでしょうか?

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納豆は私達日本人の食卓に良く並ぶ食品でもありますから、しっかりと理解しておきましょう!

そこで今回は、血圧の薬と納豆との関連性について、分かりやすく解説していきます!

納豆の成分

納豆と血圧の薬との関連に行く前に、まずは納豆が持つ栄養成分について解説します!

ビタミンK

ビタミンKは、脂溶性ビタミン(油脂に溶けるビタミン)の一つです。

天然のビタミンKは、ビタミンK1(フィロキノン)とビタミンK2(メラキノン)の2種類あります。

フィロキノンは、植物性の食材に含まれるビタミンKで

  • ほうれん草
  • ブロッコリー
  • キャベツ
  • トマト
  • わかめ

など、緑黄色野菜や海藻類の他、緑茶や食物油に多く含まれています。

メナキノンは更に、メナキノン-4とメナキノン-7の2種類あります。

メナキノン-4は動物性食品に含まれているビタミンKで

  • チーズ
  • 肉類

に多く含まれています。

メナキノン-7は、納豆菌によって産生され、納豆に含まれます。

これら全てを総称して、ビタミンKと呼びます。

ビタミンKの働きには、以下の作用があります。

  • 出血した際に、血液を固まりやすくする(止血作用)
  • 血管が硬くなるのを防ぐ
  • 骨を丈夫にする

ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼは、納豆を作る過程でできる納豆にしかない成分です!

その作用は、血栓を溶かし、また血栓を溶けにくくする物質を分解する事によって血液をサラサラにし、動脈硬化を防ぎ、脳卒中や心筋梗塞など血管系の病気の予防に効果があります。

納豆にしかないナットウキナーゼですが、最近ではサプリとして摂取できる為、納豆が苦手な人でもナットウキナーゼを摂取できます!

イソフラボン

イソフラボンとは、納豆の大豆の胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種です。

その作用は、女性ホルモン(エストロゲン)と同じ働きをする性質があります。

エストロゲンには

  • 骨の形成を促す
  • 血管の収縮を抑える
  • 自律神経や感情の動きを整える

などの働きがあります。(他にも、女性らしい体を作る、妊娠・出産を助ける働きがあります。)

この作用により、更年期障害や骨粗鬆症の予防の効果があります。また、抗酸化作用といってシミやしわの形成など、老化を防止する強い作用もあります。

レシチン

レシチンは、私達の体を構成している細胞の必ず存在しています。

細胞は、毎日生まれ変わっているのですが、これを可能にしているのがレシチンで、その働きは細胞に必要な栄養や酸素を取り込み、不要な物質を排出しています。

レシチンの効果としては

  • コレステロールを下げて血管が硬くなる動脈硬化を予防
  • 脳の活性化を促す事で、記憶力の増大と認知症予防
  • 肌細胞を正常に保ち、シミ、そばかすを防ぐ
  • 脂質のコントロールを促す事で、ダイエット効果

などに効果があります。

納豆には他にもこんな作用が!

  • 筋肉や髪、皮膚を健康に保つ
  • エネルギー代謝のサポート
  • 貧血予防
  • 老化防止
  • コレステロール、中性脂肪の値を下げて血圧を下げる

など、実に様々な作用があります。

納豆が体に良いと言われるわけですね!

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納豆と血圧の薬はOK

結論から言うと、血圧を下げる薬であれば、納豆を食べても問題ありません。

むしろ高血圧に納豆は効果的で、血圧を下げる効果が期待できます。

それに関与しているのが、ナットウキナーゼです。

先述しましたが、ナットウキナーゼは血液をサラサラにし、血管の弾力性を保つ作用がある為、降圧効果が期待できます。

納豆を食べる時間は夜がオススメ!

納豆を食べる際の効果的な時間帯があります。

「夜に納豆を食べると良い」

なんて事を聞いたことありませんか?

私も理由は分からず、そんな事を意識してして夜納豆を食していました。

ですが、これにもちゃんとした理由があります!

血栓や塞栓は、血流が穏やかになり水分が不足する就寝時に起こりやすくなります

ナットウキナーゼは食後4〜8時間で活発に働く為、夜に食べる事で血栓、塞栓予防に働きやすくなります!

特に以下に該当する方は、夜納豆はおススメです!

  • 40代以上の方
  • 血圧が高い方
  • 高脂血症や糖尿病を患っている方

ワーファリンと納豆はNG!

では、何故血圧の薬と納豆が良くないという噂を耳にするのか!?

それは、「ワーファリン」という薬が関係しているんです。

このワーファリン

主に心筋梗塞や脳塞栓の治療や予防として使われる薬です。

その作用は、血管内で血液が固まるのを抑えて血液をサラサラにする強い作用があります。

これにより、血管内で血液が固まる血栓や血栓が血管内を流れて先の血管を詰まらせる塞栓を防ぎます。

また、ワーファリンはその作用から「ビタミンK拮抗薬」とも呼ばれています。

ここで思い返して下さい。

納豆にはビタミンKが豊富に含まれていました。

納豆:ビタミンK豊富=血液固める

ワーファリン:ビタミンK拮抗薬=血液サラサラ

正反対の作用ですよね?

従って、納豆が薬の作用を阻害してしまう為、これらの飲み合わせはNGとなります。

下痢止めと便秘薬を同時に飲むようなものですね(笑)

つまり、今回のテーマをまとめると

「血圧を下げる薬と納豆はOKだけど、血液をサラサラにする薬と納豆はNG」

という結論になります!

また、納豆だけでなく先述したビタミンKを多く含む食材に関しても控える必要があります。

血圧の薬を処方された際に医師から説明があるとは思いますが、その理由も含めて理解しておきましょう!

まとめ

納豆には、様々な栄養成分が含まれていますが、その中の一つであるビタミンKは、血液を固めて止血をする作用があります。

このビタミンKとは逆の作用がある薬が「ビタミンK拮抗薬」とも呼ばれているワーファリンです。

ワーファリンは血液をサラサラにする作用がある為、ビタミンKを豊富に含む納豆との組み合わせは、薬の作用を阻害してしまう恐れがある為NGとなります。

ですが、血圧を下げる薬との組み合わせは問題ありません。

薬の特徴を理解しておく事は、自分の体を守る為にも必要な事ですから、しっかりと理解をしておきましょう!

こちらの記事もご覧ください。

血圧の薬と風邪薬の飲み合わせについて解説!

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