【知っておくべき!】認知症の原因に血圧の薬が関係している!?

ご存知の人も多いと思いますが、認知症は脳の機能が低下する事で記憶力や判断力が衰える状態を指します。

実はその認知症を引き起こす原因として、血圧の薬が関連しているかもしれないんです!

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日本人の3人に1人が高血圧と言われている昨今。血圧の薬を服用している人は多いのでは?

そこで今回は、血圧の薬と認知症との関連について解説します!

認知症とは

物事の記憶や判断、注意、学習、そして情動を含めた精神機能を総称して認知機能と呼びます。この認知機能が何かしらの原因によって支障を来し、日常生活に影響を与える状態の事を認知症といいます。

そもそも認知症とは病名ではなく、様々な症状が集まった症候群のことを指します。

認知症の症状

認知症の症状は、大きく中核症状と周辺症状に分けられます。

中核症状は、記憶障害を中心とした認知症の根幹部分の症状であり、発症した人全員にみられます。

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 理解、判断力の障害
  • 遂行機能障害
  • 失語、失行、失認

「見当識障害は日にちや場所、人の名前が分からなくなる」、「遂行機能障害は円滑に動作を遂行する事が難しくなる」、「失語・失行・失認は、麻痺や言語障害がないのにも関わらず、話す事・道具操作・対象物の認知が困難になる」状態のことです。

周辺症状は、中核症状が元となって現れる精神症状や行動の異常の事です。

  • 不安、抑うつ
  • 徘徊
  • 暴力、暴言
  • 失禁、弄便
  • 睡眠障害

などがあります。

思い出せない、理解できない、何が何だか分からない。そんな中核症状が背景にある事が、不安や暴言、徘徊などの周辺症状を誘発しているんです。

誰だって記憶がわからなくなったら不安になりますよね?

認知症の種類

認知症は、主にアルツハイマー型認知症、脳血管性型認知症、レビー小体型認知症の3つに分類されます。

アルツハイマー型認知症は、認知症全体の約60%を占めています。

認知症といったらこのアルツハイマー型認知症を想像する方も多いのではないでしょうか?

アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞に異常なたんぱく質が蓄積して神経細胞を死滅させる事で発症します。

症状は記憶障害から始まり、徐々に徘徊や物盗られ妄想などの周辺症状が現れます。

「明日の記憶」という日本の映画で、渡辺謙さんが若年性アルツハイマー病の役を演じていたことも印象的です。

脳血管性型認知症は、脳卒中によって脳の神経細胞が損傷を受ける事で発症します。

特徴は、出来たり出来なかったりするまだら認知症や感情のコントロールが難しくなる為に、急に泣いたり、怒ったりする事があります。

レビー小体型認知症は、レビー小体という特殊なたんぱく質の増加が神経細胞を壊す事で起こります。

特に、記憶に関連する側頭葉や視覚情報の中枢である後頭葉の神経細胞が侵されやすい事から、幻視・幻聴が主な症状として現れます。

認知症は右肩上がりで増えている!

厚生労働省の調査(平成24年)によると、後期高齢者に分類される65歳以上の高齢者のうち、約15%にあたる約462万人の人が認知症を発症しているとの調査結果が出ています。

また、将来認知症を発症するリスクの高い認知症予備軍の人は、約400万人いると推計されています。

認知症予備軍は、「最近物忘れが多くなったな」と感じるレベルで、日常生活には支障のない状態の事です。

これを聞くとちょっとドキッとしますね。私の母も口癖のように「忘れっぽくなったから、認知症かもしれない。」としょっちゅうぼやいているので(笑)

そして、認知症の人と予備軍の人を合わせると、約862万人になります。

65歳以上の高齢者は、平成24年の時点で3,079万人いると推計されており、実に約4人に1人が認知症に関連している状態になっている計算になります!

また、2025年の認知症患者は現在の1,5倍に増えると予想されているなど、ますます深刻な問題となっていきます。

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認知症の要因

認知症を起こす要因は一次要因と二次要因に分けられます。

一次要因は、脳の損傷や異変が原因となって認知症を伴います。

主な要因には

  • 脳卒中
  • アルツハイマー型認知症、アルツハイマー病
  • レビー小体型認知症
  • 正常圧水頭症
  • 頭部外傷

などがあります。

二次要因は、認知症予備軍の人に作用すると物忘れなどの症状が悪化・修飾される要因となります。

主な要因には以下が挙げられます。

  • 高血圧や心不全などの身体的要因
  • 精神的・心理的ストレスなどの心理的要因
  • 入院・引越し・定年退職などの環境的要因
  • 寝たきりや引きこもりなどの廃用的要因

このうち、身体的側面に含まれる高血圧ですが、使用される血圧の薬が認知症を引き起こす可能性があるかもしれないって知ってました!?

血圧の薬が認知症を引き起こす!?

解説が長くなってしまいましたが、ここからは血圧の薬と認知症の関係について解説していきたいと思います。

世界保健機関(WHO)の調査によると、世界の25歳以上の3人に1人は高血圧であると推測されており、それに伴って血圧の薬を服用している人も多くなっています。

という事は、血圧の薬を服用している人の大多数が血圧を下げる薬であると言えますね。

ですが、血圧を下げて病気の予防を図るはずが、薬が原因となって認知症を引き起こす可能性があるんです!

先述したように、認知症は脳の神経細胞が減少・変性・死滅する事で脳機能が低下して発症します。

私達が脳の機能を維持する為には、神経細胞を新しく作り出す役割のある酸素が必要なんです!また、脳の神経の繋がりを強くして記憶力の向上を図るのにも酸素が必要になります。

更に!

脳内の血流が増加すると、古くなった毛細血管の代わりに新しい毛細血管を作る事もできるんです!

ですが、薬が効きすぎる事によって血圧が下がりすぎると、脳への血液供給が乏しくなります

これにより、神経細胞が減少して脳が衰え、最悪の場合、認知症を引き起こしてしまうんです!

通常、血圧のコントロールは薬を継続して服用する事が重要になりますから、長期間の薬の服用が脳への負担の蓄積となり認知症のリスクを高めてしまいます!

ただ、血圧の薬が認知症の原因となるはっきりとした根拠には至っていない為、あくまでも可能性の話になります。

とはいえ筋の通った話ではありますから、そういう可能性もあると念頭に置いておく事は大切です。

もちろん薬を飲んで血圧を下げないと、血管は硬くなって弾力を失う動脈硬化を引き起こし、脳卒中など血管系の病気を発症してしまうリスクが高くなります。

そして、先述したように脳卒中が原因で認知症になる事もあります。

ですから、一概に薬はダメ!とも良い!とも言えないのが正直なところです。

そもそも、血圧の薬はあくまで無理矢理に血圧を下げているに過ぎない為、根本的な原因の治療にはなりません。

例えば、カロリーの過剰摂取で血圧が上がっているとします。

血圧の薬を飲めば血圧は下がるかもしれませんが、食生活を改めて根本的な原因を解決しない限り高血圧は治らないという事です。

そして、一生血圧の薬を飲まないといけなくなる上に、認知症のリスクが高くなります!

高血圧の原因は90%近くが生活習慣だと言われている為、生活習慣を改善するなど、自分で行動を起こし、薬に頼らないで血圧を下げる事が、認知症・脳卒中のリスクを減らす最善の方法です!

リスクを減らすには、努力あるのみです!

まとめ

認知症は、脳の神経細胞に異変が起きて思考・判断・記憶などの認知機能が低下し、日常生活に支障を来す状態の事です。

認知症の種類には、大きく分けてアルツハイマー型認知症、脳血管性型認知症、レビー小体型認知症の3つあります。これらは、脳の損傷や異変が要因となって起きる一次要因に該当します。

認知症予備軍の人に作用して症状が悪化・修飾される二次要因には高血圧や心不全が含まれる身体的要因、心理的要因などがあります。

二次要因に含まれる高血圧の治療には、血圧を下げる薬である降圧薬が使用されますが、薬が効きすぎによって血圧が下がりすぎると、脳への酸素供給が乏しくなります。

これが長期間続くことで、脳の機能が低下していき、最悪の場合は認知症を発症する可能性があります!

ですが、薬を服用して血圧を下げないと脳卒中などの血管系疾患のリスクを高めてしまうのも事実。

ですから、薬に頼らないで血圧をコントロールできるようになる事が大切です!

こちらの記事もご覧ください。

【必見!】血圧の薬で起きる眠気は脳からのSOS!?

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2 件のコメント

  • 文の途中に血圧が高いと動脈硬化になるといった内容がありますが、
    動脈硬化の原因はコレステロールなどが付着し硬くなってしまうと存じております。
    動脈硬化が起こるために血圧が上がることはわかりますが、血圧が高いから動脈硬化になるということに疑問があります。
    可能であれば高血圧が原因で動脈硬化になるメカニズムを教えてください。
    よろしくお願いします。

    • ご質問頂き、ありがとうございます。
      また、私のブログをお読み頂き、ありがとうございます!

      ご質問にありました『高血圧→動脈硬化』になるメカニズムを説明させて頂きます。

      結論から申し上げますと、血圧が高い状態が続く事で血管内壁を傷つけると、傷ついた内壁にコレステロールが沈着しやすくなり、動脈硬化のリスクが高まります。

      また、慢性的な高血圧は、血管に負担をかけ続けて動脈硬化を引き起こします。

      ちなみに、収縮期血圧が150mmHgの場合、2m近く水を噴き上げるほどの強い力が血管壁に加わると言われています。

      ここからは、高血圧が動脈硬化を引き起こす事の裏付けとして、高血圧になる要因を2つの側面から解説します。

      1つ目。
      高血圧は、加齢による『肺活量の低下』と『血管の柔軟性低下』によって引き起こされます。

      いわば、高血圧は加齢による自然現象とも取れます。

      これらにより、心臓での拍動を高める事で血流を促進させ、結果として高血圧を引き起こします。

      また、血管からは血圧を調整する機能のある物質が分泌されており、これが血管周囲の筋肉の働きを正常に保つ役割を担っています。

      ですが、運動不足になると、その機能が低下し、血管の筋肉を硬くして、結果的に血管も硬くなります。

      これにより、高血圧を引き起こします。

      2つ目。
      肥満による内臓脂肪の蓄積です。

      脂肪細胞からは、アディポサイトカインという物質が分泌されていて、これにも善玉と悪玉の2種類があります。

      善玉は動脈硬化の予防、悪玉には血圧を上げる作用があります。

      内臓脂肪が増えると、善玉を減らして悪玉を増やし、アディポサイトカインの分泌異常を来します。

      これにより、高血圧を引き起こす事となり、同時に動脈硬化のリスクを高めていきます。

      以上が回答になります。
      宜しくお願い致します。

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