高血圧が原因のめまいは、何科の病院にかかるのか?

めまいは、日常生活に支障を来し、時には立っていられないほど症状が強く現れることもあります。

このめまいは、高血圧が原因で起こる事もあるのですが、それ以外にも原因は様々です。

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原因次第で、かかる診療科目も変わりますからね。

そこで今回は、高血圧やその他の原因でめまいを起こした時は何科の病院にかかればよいのか解説していきます!

めまいの原因も様々

一口にめまいと言っても、その原因は様々です。

治療を行う場合は、当然ながら根本となる原因を特定する必要があります。

「原因がよく分からないから何科にいけば良いかもよく分からないけど、とりあえず病院に!」

と考える人もいるかもしれません。

もちろん不調を放置しないで行動に移すのは大切な事ですが、病院に行く回数はできるだけ少ない方が良いですよね?

その為には、何科の病院にかかれば良いのか理解しておくことが大切です!

時間もお金も貴重ですからね。

前置きが長くなってしまいましたが、めまいを起こした時、何科にかかるのかを理解する為に、まずはめまいの原因を理解しましょう!

めまいの種類は、以下の3つがあります。

回転性めまい

回転性めまいは、ぐるぐると回るような症状が特徴で、その発生場所は三半規管と呼ばれる耳の奥にある感覚器官です。

この三半規管は、リンパ液と呼ばれる液体で満たされていて、体の傾きの情報を脳幹にある平衡感覚の中枢に送る事で、バランスを保持できます。

ですが、何かしらの原因によってリンパ液が過剰に増えたり、炎症を起こすと平衡感覚をうまく保てず、めまいを生じます。

リンパ液の異常にはメニエール病、炎症を起こすのは、前庭神経炎、内耳炎などがあります。

これらは、自律神経失調症によってウイルスに感染したり、ホルモンバランスが乱れる事が原因となります。

症状としては、めまいの他に耳鳴り、難聴、耳閉感が現れます。

また、耳で起こるめまいに最も多いのが、良質性頭位めまい症です。

これは、耳の中にある耳石がはがれ、体を動かしたときに半規管を刺激してめまいを生じる状態のことです。

このめまいには、難聴や耳鳴りなどの症状はなく、頭を動かした際に回転性のめまいを伴います。

動揺性めまい

動揺性めまいは、ふらつきを起こすのが特徴的なめまいです。

原因は、大きく4つに分類されます。

1つ目は、平衡感覚の中枢である脳幹小脳そのものに異常や機能低下が起きる事や脳梗塞によってそれらへの血液供給が途絶える事でめまいを生じます。

脳幹は平衡感覚や姿勢保持の筋肉の中枢で、小脳は平衡感覚や力のコントロールを担っています。

めまいとともに

  • ふらついて姿勢を保持できない
  • まっすぐ歩けない
  • 物を上手く掴めない
  • 物をうまく操作できない

などの症状が現れたら、脳に異常をきたしている可能性があります。

脳疾患は、放っておくと後遺症が強く残る可能性が高い為、すぐに病院に行くべきです!

2つ目は、自律神経失調症です。

脳幹は自律神経の中枢部(具体的には、中脳の上にある視床下部)であり、呼吸・心拍・血圧・嘔吐反射を調整しています。

その為、自律神経失調症になると、平衡感覚に支障を来してめまいやふらつきの他、呼吸苦や吐き気、高血圧・低血圧を起こす可能性もあります。

要因としては、精神的なストレスが考えられます。

3つ目は、薬の副作用です。

降圧剤や抗生物質、精神安定剤、市販薬の副作用でもめまいを起こすことがあります。

その為、処方を受けた薬の説明書や市販薬のパッケージの説明書きをよく確認しておく事が大切です。

4つ目は、発熱や貧血です。

これらによってもめまいが起きます。貧血は女性であればホルモンバランスが乱れる事で起きやすくなり、男性であれば病気の可能性もあります。

貧血の症状にはめまいの他

  • 疲れやすい
  • だるい
  • 立ちくらみ
  • 動悸
  • 息切れ
  • 顔色が悪い
  • 頭が重い
  • 頭痛
  • 肩こり

などの症状が現れることがあります。

眼前暗黒感

眼前暗黒感は、目の前が急に暗くなり、ひどい時は失神を起こすめまいです。

その原因は、血流が悪くなって脳が虚血状態となる為です。

脳が虚血状態を起こす原因には、以下のことが考えられます。

  • 心臓の機能低下

心臓の機能が衰えたり病気になると、不整脈や低血圧が起きて、脳の虚血を招きます。

症状としては、めまいの他、胸痛や動悸、息苦しさを伴います。

  • 自律神経失調症

動揺性めまいと同じく、眼前暗黒感も自律神経が乱れることで起こります。特徴は、起立性低血圧です。

起立性低血圧とは、起き上がりや立ち上がりなど、頭を急に高い位置に上げた時に立ちくらみが生じる状態を指します。

これは、自律神経がうまく働かないことで、下半身に溜まった血液を脳に戻せない為に起こります。

  • 降圧剤

高血圧の治療で降圧剤を服用している場合、急な血圧の低下でめまいを起こす場合があります。

高血圧の人は、健康な人と比較して血圧の低下に伴い血流の低下を起こしやすくなります。

これは、脳に備わっている血流自動調節能の働きが乱れる為に生じます。

  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍

胃潰瘍や十二指腸潰瘍など、体内で起こる出血が原因で立ちくらみを起こすことがあります。

これらは、腹部の痛みを伴う他、持続的な出血では、吐血や下血を起こす場合もあります。

その他、むねやけや嘔吐、吐き気を伴う場合もあります。

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高血圧が直接めまいを引き起こす事はない!?

実は、高血圧が直接的にめまいを引き起こすことはないんです!

今回のテーマである

「高血圧によるめまいは、何科の病院にかかるのか?」

を根本から打ち崩すような内容ですが、どういうことなのでしょうか?

それは、めまいが原因となって精神的に不安定になり、血圧の上昇を招く事があっても、高血圧が直接的にめまいを引き起こすわけではないんです。

高血圧によって様々な病気や脳の機能低下、降圧剤の服用など、間接的な関連性によって、めまいを引き起こします。

ですから、めまいが起きた時はその時の症状をみて、何科の病院にかかるのかを考えていく必要があります。

ちなみに、高血圧そのものは「内科」にかかるのが一般的です。

めまいはどこの病院に行けば良いのか?

めまいの原因別に何科の病院に行けばよいのか、解説していきます!

耳の異常によるめまい

耳(三半規管)に異常が生じて起きるめまいの特徴は、難聴や耳鳴り、耳閉感を伴います。

めまいとともにこれらの症状が現れた際は、耳の専門である「耳鼻科」がある病院にかかりましょう!

また、頭を動かした際に回転性のめまいが起きる場合も耳に異常が起きている可能性が高い為、「耳鼻科」に受診しましょう。

脳の異常によるめまい

高血圧は、脳梗塞や脳出血を引き起こし、これら脳疾患によってめまいを起こすことになります。

ふらつきを特徴とした動揺性のめまいとともに、うまく歩けない、身体の半分が脱力して動かない、呂律が回らないなどの症状が現れたら、脳の専門科である「脳神経外科」か「脳神経内科」のある病気のを受診しましょう!

その他のめまい

  • めまいとともに、動悸や息切れ、胸痛が生じた時は「循環器科」
  • めまいとともに、腹痛や吐血、下血、吐き気が生じた時は「消化器科」
  • ストレスが原因でめまいを生じている(自律神経失調症)時は、「心療内科」

のある病院に受診しましょう。

また、降圧剤によるめまいが生じた時など、高血圧の治療ですでにかかりつけの病院がある場合は、まず担当の医師に相談する事が大切です!

もし何科に受診すればよいのか分からなくなった時は、まず「内科」に受診するのがおすすめです!

また、少しでも不調を感じたら、放置せずに病院に受診して、自分の体を自分で守るという意識が大切です!

まとめ

めまいと一口に言っても、原因や症状は様々です。

その為、何科にかかるのかを考える場合は、症状に合わせて診療科目を選択して、できるだけ病院に通う回数を減らしたいですね。

ちなみに、高血圧は脳疾患や動脈硬化、薬の影響などで間接的にめまいを起こす場合がありますが、直接的にめまいを引き起こすことはありません。

ですから、慢性的な高血圧の人でめまいを生じた時、もしかしたら脳には深刻な異常が生じているのかもしれません!そんな時は、「脳神経外科」もしくは「脳神経内科」に受診しましょう!

こちらの記事もご覧ください。

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