【知っておくべき】高血圧に伴うめまい・頭痛・吐き気の対処法

高血圧は、別名「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれ、自覚症状がない事が多い為に静かに体を蝕んでいきます!

しかし、時にはめまいや頭痛、吐き気などの症状を伴う事があります。

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症状が表立って現れた時、体には危険が迫っているのかもしれません!

今回は、高血圧に伴うめまいや頭痛、吐き気が現れた時の対処法について解説します!

高血圧の自覚症状

高血圧は、別名「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれています。

読んで字のごとく、静かに身体を蝕んでいきます。

自覚症状がなく危険を感じない為に放置されてしまい、知らないうちに進行してある日突然、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を発症してしまいます。

病気になってから高血圧が危険なことの重大性に気が付くケースが多いですが、麻痺などの後遺症が残る事が多い為、気付いた時には遅過ぎるんです!

高血圧の数値上での基準は「140mmHg/90mmHg以上」です。この値を超えると一般的には高血圧となります。

高血圧には、自覚症状がないと先述しましたが、場合によってはめまいや頭痛、吐き気などの症状を伴うこともあります!

ですが、症状が現れた時、それは身体にある異変が起きているのかもしれません。

高血圧とめまい

脳には「血流自動調節能」と呼ばれる機能が備わっています。

これは、全身の血圧が変動しても脳血管の収縮や拡張によって脳血流を一定に保つ機構です。

しかしこの機構にも限界があります!

脳血流を一定に保つことができる血圧の範囲は、約60〜150mmHgの範囲と言われています。

この範囲を超えるような高血圧が慢性化すると、血圧の低下に対して正常血圧者よりも高い血圧値で脳血流の低下が生じます

つまり、慢性的な高血圧によって脳血流の自動調節能の働きが乱れると、血圧が低下した際に血流が低下しやすくなります。

結果として、脳内は虚血状態となり、平衡感覚を司る脳幹(前庭神経核)への血液供給も乏しくなって、めまいを生じます。

また、降圧剤の効きすぎによっても血圧が急に下がってめまいを生じることがあります。

高血圧と吐き気・頭痛

高血圧に伴う脳血管の自動調節機能の低下は、吐き気や頭痛も引き起こします。

高血圧により調節機能が乱れて脳内の血流に異常が生じると、脳の毛細血管から血漿成分が血管の外へ染み出します

すると、染み出した血漿成分によって脳はむくみ、これが脳幹にある嘔吐中枢や頭部・顔面の感覚を司る神経を圧迫して吐き気や頭痛を伴います。

また、めまいが頭痛や吐き気を引き起こすこともある為、それらの症状が複数現れる場合もあります。

高血圧でめまい、吐き気、頭痛が現れた時の対処法

まず考えてなければいけないケースは、これまで病院や健康診断で高血圧と言われたことがあるかどうかです。

というのも、現在日本に約4,000万人いると推定されている高血圧患者のうち実際に治療を受けているのはわずか2割の約800万人といわれています。

高血圧の診断を受けた経験のある人で、原因のはっきりしないめまいや頭痛、吐き気が現れた時は、脳に異常が起きている可能性があります。

ですから、それらの症状が現れた時は、まず血圧を測定し、急激な上昇(180mmHg/120mmHg以上)を認めた場合はすぐに受診して下さい!

むしろ、高血圧と言われた事のある人で上記の症状が現れたら、まず脳卒中などの病気を疑うぐらいの意識を持った方が良いかもしれませんね。

また、運動麻痺や言語障害がある場合は、高確率で脳卒中を発症している可能性が高いですから、問答無用で病院に行きましょう!

中には、一過性脳虚血発作と言って上記の症状が24時間以内に完全に消失する場合もあります。

ですが、これは脳卒中の前兆症状である為、症状が消失したからと言って油断せず、やはり受診をして治療を受ける事が重要です!

また、今まで高血圧と言われた事のない人も同様で、急なめまいや頭痛、吐き気の症状が現れた場合は、まず血圧を測定してみましょう。

仮に、180mmHg/110mmHg以上の値が持続する時は、かなり危険な状態ですので、必ず病院で治療を受けて下さい!

おすすめの血圧測定の時間帯は、朝晩の2回です。

その理由は、寝起きである朝は水分が失われている為、血圧が高く出ます。脳卒中の発症頻度が高いのも朝方です。

夜は、自律神経の副交感神経が優位になる事から、血圧が低くなります。

朝晩の血圧に差があるかどうかが、高血圧であるか否かの判断にもなるからです。

実際にめまいが起きた時の対処法は?

高血圧に伴うめまいは、ふわふわと身体が浮いたような感じがするのが特徴で、降圧剤の服用後など血圧が急に低下した時に現れることがあります。

また、めまいが元となって精神的に不安定となり、高血圧を伴う事もあります。

めまいが起きた時に無理に動くと、かえって症状を悪化させる可能性があり、ひどい時には失神をして転倒しまうこともあります。

ですから対処法としては、まずは症状が落ち着くまで安静にします。また、部屋を暗くすることで症状が緩和されやすくなります。

降圧剤の処方を受けてからめまいが継続して現れるようになっていたら、薬が合っていない可能性もある為、一度担当の先生に相談するしてみましょう。

実際に頭痛、吐き気が現れた時の対処法は?

めまい同様に、まずは安静にすることが大切です。

ただ、激しい頭痛(くも膜下出血はバッドで強打されたような強烈な頭痛を生じます)や吐き気は、ほぼ間違いなく脳卒中を発症していますから、最善の対処法は救急車の要請(もしくは受診)です!

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高血圧そのものの対処法

高血圧のうち約85〜90%が原因のはっきり分からない本態性高血圧です。

ですが、生活習慣の乱れが高血圧を引き起こす要因とも言われています。

特に重要なのが、食事運動です。

食事での対処法

糖質の摂り過ぎは、内臓脂肪の蓄積に繋がります。

内臓脂肪は、動脈硬化を防ぐ物質(アディポサイトカイン)の分泌低下を招き、高血圧の他、糖尿病や脂質異常症の要因となります。

また、リンゴのようにお腹がふっくらする事から、内臓脂肪が溜まる肥満をリンゴ型肥満と呼びます。

脂質の摂り過ぎは、血液中のコレステロールや中性脂肪が増加して血液が流れにくくなって高血圧を引き起こします。

食事での対処法としては、余分なコレステロールを除去してくれるDHA・EPAが豊富な青魚を積極的に食べる事。

そして、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムが豊富な果物や野菜を食べる事です!

まぁ、バランス良く食べようって事です。

他には

  • 糖質量は一日120g程度
  • 主食(米や麺類)、主菜(肉、魚)、副菜(大豆類、野菜、海藻類)をバランス良く
  • 調味料は塩、コショウ、ごま油、オリーブオイルを使用する
  • アルコールは、糖質のない焼酎やウィスキーを選ぶ

などの対処法で、肥満による高血圧を予防しましょう!

運動での対処法

運動不足が高血圧を引き起こす理由には、以下の2つが考えられます。

一つ目は、肺活量の低下です。

肺活量が高いと、一度にたくさんの酸素を体内に取り込む事ができます。

この肺活量が低下すると、一度に取り込む酸素量が減り、全身への酸素供給が不足する為、それを補おうと心臓は心拍数を速めて酸素の補充を行います。

これによって高血圧が引き起こされる可能性があります。

二つ目は、血管の柔軟性低下です。

血管の周りには、平滑筋と呼ばれる筋肉が存在し、この筋肉が伸縮する事でポンプの働きをして血液を送ることが可能となっています。

しかし、運動不足や加齢によって平滑筋の働きが衰えると、血管は硬くなって血液を送る力が弱まります。

それにより肺活量の低下と同様、心臓が血液循環の代償を図り、心拍数を速めることで高血圧を引き起こします!

また、驚くことに血管自身にも血圧を調整する機能が備わっているのですが、血流が悪くなるとこの働きも低下して高血圧を招きやすくなってしまうんです。

以上の事から、胸周りやわき腹を拡げるストレッチで肺活量を上げて、有酸素運動をおこなうことが高血圧の対処法としておすすめです。

ストレッチは

  • 両手を真横に45°くらいの高さに挙げて、手のひらを天井に向ける。10秒×3回
  • わき腹を拡げるようにして、体を傾ける。左右10秒キープ×3回

有酸素運動は、低負荷で継続しやすいウォーキングがおすすめです!

一日20分を目安にして実施してみて下さい!

脂肪は、使いやすい内臓脂肪から燃焼されますから、脂肪をエネルギー源にしている有酸素運動は、ダイエットや高血圧の対処法としても効果的です!

そして、呼吸をすることを意識してストレッチや運動に取り組みましょう!

まとめ

高血圧はサイレントキラーとも呼ばれ、自覚症状がない為に放置されやすく、ある日突然に病気を発症します。

ですが、時にはめまいや頭痛、吐き気などの症状を伴う事もあります。

それは、脳の異常を知らせるSOSかもしれないので、高血圧の診断を受けたことがある、もしくは血圧を測定して急激な高値(180mmHg/110mmHg以上)を示した時は、すぐに病院で治療を受けましょう!

また、緊急を要さなくても高血圧(140mmHg/90mmHg以上)が慢性的に続いている場合は、食生活の見直しや運動習慣を身に着けるなどの対処法を講じて高血圧の改善を図りましょう!

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