うなぎは主要な栄養素をほぼ含んでいる栄養価の高い食べ物。
その為、疲労回復やアンチエイジングなど様々な健康効果があります。
ただ、誰しも気になるあの効能に必要な栄養素が「ない」んです!
今回は、うなぎに「ない」栄養素に焦点を当てて補うポイントもお伝えしていきます。
目次
うなぎに「ない」栄養は3つ!
非常に栄養価の高いうなぎにも一部含まれていない栄養素がある分、他の食品で補う必要があるんですね。
うなぎに「ない」栄養素が生活の中で不足すると、どんな悪影響があるのか!?
今回は、うなぎにない栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)と補う食べ物についてお伝えしていきます。
まず結論から言うと、うなぎにない栄養素は3つ。
- ビタミンK
- ビタミンC
- 食物繊維
です。
逆に言えば、これらの3つの栄養素以外の栄養素を含んでいるうなぎの栄養価はすごいです!
美味しくて栄養価も高いなんて嬉しすぎますよね(^^)
と、話が逸れてしまいましたが、うなぎにない栄養素(=うなぎにはない効能)について解説していきますね。
ビタミンKが不足すると「アザができやすい」
うなぎにない栄養素一つ目はビタミンK。
- 血液が固って血管が詰まるのを防ぐ
- 出血した時に血を止める
- 骨や歯を丈夫にする
など、血液や骨を正常に保つ効能があります。
仮に不足すると、怪我をした時に血が止まりにくくなったり、内出血によるアザができやすくなります。女性や高齢の方に多いですね。
また、骨粗鬆症の原因にもなる栄養素です。
ですが!
1日に必要なビタミンKの半分ほどは体内で作られる為、極端に偏った食生活でなければ不足の心配はありません!
なので、健康上の心配はないと言う事になります。
ビタミンCが不足すると「シミやそばかす」の原因に!?
うなぎにない栄養素2つ目はビタミンCです。
- 肌のハリやツヤがアップ
- シミやそばかす、心疾患を予防
- ストレスへの抵抗力を高める
- 免疫力アップ
などの効能があります。
健康的な肌を維持する為に不可欠なコラーゲンの合成に働く他、抗酸化作用による病気や肌の老化の防止、免疫力向上やストレスホルモンを作るのにも欠かせない栄養素です。
不足すると、壊血病という出血性の病気や免疫力の低下、シミやシワが増えるなどの悪影響が出てきてしまいます。
そして厄介なのが、ほとんどの動物が体内でビタミンCを作る事ができるのに、人間は体内で作る事ができない点!
つまり食品で補わなければいけないって事です!
漫画ワンピースでルフィ一行が乗っている船にみかんの木があるのも、不足しがちなビタミンCを補う為なのかも!?
ビタミンCは、ブロッコリーや赤ピーマンなどの野菜や果物全般に含まれている為、サラダやフルーツをプラスするのがオススメ!
食物繊維が不足すると「便秘や肥満に」
うなぎにない栄養素の3つ目は食物繊維です。
- 整腸作用で善玉菌を増やす
- 糖質・コレステロールの吸収を抑える
- 便秘解消
などの効能があります。
食物繊維は主に野菜や豆類、果物に多く含まれている成分で、その効能の重要性から「第6の栄養素」とも呼ばれています。
食物繊維が不足すると、食後の高血糖で食べた物が脂肪になりやすかったり、食べ過ぎの原因になってしまいます。
また、腸内環境が悪くなって便秘になる事や酷くなると糖尿病や大腸癌などの大病に発展するリスクも上ります!
食物繊維は、野菜類、穀類、豆類、きのこ類、いもなどに含まれています。
野菜では、ブロッコリーやキャベツ、ゴボウに多いので、これらを使ったサラダを一緒に食べれば、うなぎにはない食物繊維をカバーできます!
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うなぎにない栄養効果
ここまでうなぎにない栄養素について解説してきましたが、効果についてまとめていくと
- 美肌効果
- 整腸作用
- 肥満防止
といった誰しも気になる効能は、うなぎだけで見れば乏しいという事になります。
その為、これらの働きをしてくれるビタミンCや食物繊維は野菜や果物などを取り入れて補う必要があります(^^)
ちなみに、ビタミンK,Cはうなぎのキモには微量ながら含まれているので、うなぎと一緒に肝吸いを飲めば、不足ビタミンも補える!
うなぎに「ある」栄養効果!
ここまで、うなぎに「ない」効果について解説してきましたが、もちろんそれ以上に抜群の栄養効果があるので、最後にうなぎの魅力をお伝えしていきます!
アンチエイジング
うなぎには、抗酸化作用のあるビタミンA,Eが含まれています。
抗酸化作用とは、細胞の老化を促進して病気や老化のリスクを高める活性酸素を除去する働きの事で、アンチエイジングやがんの予防にも効果的です。
特にうなぎに含まれるビタミンAは突出していて、うなぎの蒲焼一切れ(150g)で成人が1日に必要とする量を摂取できてしまう程!しかもビタミンEもうなぎの蒲焼一切れで1日の必要量を摂取できちゃいます。
つまり、うなぎを一切れ食べるだけで、老化や病気を防ぐ効果が抜群に高いという事です!
ちなみに、これらはビタミンCも一緒に摂ると相乗効果で効果が高まるので、果物などをプラスするのがオススメです(^^)
免疫力アップ
ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保って感染症予防や免疫力をアップする働きもあります!
先述したように、うなぎ一切れで十分な量を摂取できるので免疫力を高める意味でもうなぎはオススメ。
また、網膜の色素である「ロドプシン」が含まれているので、目の働きを良くする効能もあります。
うなぎは、栄養素が偏り、スマホやパソコンで目が疲れやすい現代では欠かせない食べ物かも!?
疲労回復
うなぎには、エネルギー代謝に不可欠な栄養素であるビタミンB群が豊富です!
特に脳や筋肉のエネルギーとなる糖質の代謝に必要なビタミンB1は、うなぎ一切れで成人が1日の必要量の80%以上を摂取できます!
その他にも糖質をエネルギーに変える栄養素がたっぷり含まれています。
これがうなぎが疲労回復に良いと言われる理由ですね(^^)
また、脂肪分の多いうなぎですが、脂質の代謝に関わるビタミンも多く含まれているので、生活習慣病の予防や皮膚や粘膜を健やかに保つ効果もあります。
骨を強くする
うなぎにはビタミンDの量も成人が1日に必要な分を一切れでクリアできちゃいます!
主な働きは、カルシウムの吸収を助けて骨や歯を強くする事!また、筋肉の働きを正常に保つ事で筋肉痛や痙攣を防ぐ効果もあります。
しかもうなぎにはカルシウムもしっかり含まれている為、相乗効果による骨を強くする効果は文句なしです!
血液サラサラ
青魚に多いEPAとDHAですが、実はうなぎにも含まれています。
DHAは脳の構成成分である為、成長期の子供に大切になるのですが、EPAは悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして血液をサラサラにしたり、血管を健やかに保つ働きがあります。
まとめ
非常に栄養価の高いうなぎにも「ない」栄養素が3つあります
- ビタミンK
- ビタミンC
- 食物繊維
ビタミンKは体内でも作る事ができますが、その他の2つは食事から摂取する必要があります。
これらの栄養素が不足すると「肌のハリやツヤの低下」「便秘」「肥満」などの影響が出てくる可能性がある為、野菜や果物を一緒に摂って栄養のバランスを保つ事が大切になります!
とは言え、うなぎは他の食品と比較しても抜群の栄養価の高さがありますし、そうそう頻繁に食べる物ではないと思うので、頭の片隅にでも入れてもらえたらオッケーです!
ビタミンCを摂るならキウイがオススメ!詳しくはこちらの記事で解説しています。