果物ってたくさん種類があるし、どれが栄養価が高くてコスパが良いのか分からないですよね?
そこで今回は、果物の主要な栄養素を種類別で比較し、最もコスパの良い果物を紹介しちゃいます!
この記事を読めば果物選びにはもう迷わない!?
目次
最もコスパが良い果物は「キウイ」
結論から言っちゃいます!
数ある果物の中で、最もコスパが良いのはキウイフルーツです(^^)
その理由は
- 栄養価のバランスの良さは果物界でもトップクラス
- 販売期間がゴールドは4月末〜10月中旬、グリーンは4月末〜12月末と手に入りやすい
- 食べやすい
- 一個あたりの価格は100円前後
- 熟していなければ常温で約1ヶ月保存できる
など、あらゆる面においてコスパに優れている果物です!
みやっち自身、これまでの人生で様々な果物を食べてきましたが、体にもお財布にも優しく手軽に食べられるキウイのコスパは抜群だと思っています!
なので果物選びに迷ったらキウイを選べば間違いないです(^^)
グリーンキウイとゴールドキウイの栄養素の違いについてはこちらの記事で詳しく書いています。
コスパ抜群の秘密はキウイの栄養バランス
キウイのコスパが優れていると思う一番の理由は、その栄養価の高さにあります。
若返りや美肌に効果的な栄養素をたっぷり含んでいる他、ビタミン・ミネラルのバランスも良いんです。
ゼスプリインターナショナルでは、果物100gに含まれる17種類の栄養素が基準値に対してどれくらい含まれているのか示す「栄養素充足率」を表にまとめています。
その表によると、圧倒的にキウイフルーツの栄養価が高いんです!
なので、総合的なコスパで果物を選ぶなら、迷わずキウイフルーツを選びましょう。
果物の栄養を比較
果物のキングオブコスパはキウイだと紹介しましたが、個人的には目的に応じて果物を選ぶのをオススメします。
みやっちは、30過ぎてから肌荒れが酷くなってきたので、キウイやみかんなどビタミンCが豊富な果物を食べるようにしています。
目的に応じて果物を選べば、それが最強コスパだと思っています。
だって医療費やエステ代が掛からないで済むなら、それが最強だと思いませんか?
と言うわけでここからは、栄養効果別にコスパの良い果物を比較しながら紹介していきます!
美肌なら「ゴールドキウイ」
コラーゲンの合成に欠かせないビタミンCは、ハリやツヤのあるお肌を作る効能があります。
また、紫外線によって発生する「活性酸素」を抑える抗酸化作用があるので、シミやソバカスを防ぐなどお肌の為にあると言っても過言ではない栄養素です!
他にも免疫力アップやストレスへの抵抗力を高めるなど、健やかな生活を送る上で非常に重要な働きをしてくれています。
そんなビタミンCの含有量を果物別に比較したのがこちら。
果物 | ビタミンC含有量(可食部100gあたり) 単位:mg |
ゴールドキウイ | 140 |
柿 | 70 |
グリーンキウイ | 69 |
イチゴ | 62 |
みかん | 35 |
バナナ | 16 |
リンゴ | 4 |
ぶどう | 2 |
参考元:https://www.kudamononavi.com/
比較して見ると一目瞭然ですが、圧倒的にゴールドキウイですね(^^)
- 美肌を目指したい
- 病気になりたくない
って人は、迷わずゴールドキウイを選ぶべきです!
疲労回復や筋トレには「バナナ」
ビタミンB群の主な働きは、三大栄養素である糖質・タンパク質・脂質をエネルギーに変換する事!
例えば、糖質は脳や筋肉など、タンパク質は筋トレ後の筋繊維の修復や増強、脂質は長期エネルギーや細胞膜の形成の為にビタミンB群が必要不可欠になるわけです。
分かりやすく言えば大工さんのような存在ですね。
どんなに良い材木や道具が揃っていても、組み立てる大工さんがいないと家は作れないですよね?
コレって栄養素も同じなんですよね。
どんなにたくさん栄養をとってもそれをエネルギーに変換できなければ意味がありません。
果物 | ビタミンB群含有量(可食部100gあたり) 単位:mg |
バナナ | 1.17 |
イチゴ | 0.49 |
みかん | 0.47 |
ゴールド・グリーンキウイ | 0.45 |
柿 | 0.41 |
ぶどう | 0.19 |
リンゴ | 0.16 |
※ビタミンB群は、B1/B2/ナイアシン/B6を合算した数値です。
参考元:https://www.kudamononavi.com/
バナナのビタミンB群の含有量は2位のイチゴの2倍以上!
- 日々の運動量が多い
- 脂肪分の多い料理を食べがち
- 筋トレをしている
こんな人にはビタミンB群が豊富なバナナがオススメ!
皮膚や粘膜、目を健やかに保つなら「みかん」
ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保つ事で免疫力を高める他、目の健康維持やアンチエイジング、がんの予防効果もある栄養素です。
他の果物の含有量と比較してみると、みかんが圧倒的に多いという結果に!
果物 | ビタミンA含有量(可食部100gあたり) 単位:μgRAE |
みかん | 92 |
柿 | 35 |
グリーンキウイ | 6 |
バナナ | 5 |
ゴールドキウイ | 3 |
ぶどう | 2 |
イチゴ | 1 |
リンゴ | 1 |
※ビタミンAはレチノール活性当量(μgRAE)で示しています。
参考元:https://www.kudamononavi.com/
- 風邪や病気を予防したい
- 目が疲れている
- 老化を防ぎたい
という人は、みかんがオススメ!
老化を防ぐなら「ゴールドキウイ」
ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれていて。体のサビである過酸化脂質の発生を抑えて老化を防止する役割があります。
また、過酸化脂質はがんや糖尿病の原因にもコラーゲンを壊してシミやシワの原因にもなるので、アンチエイジングや病気の予防にも効果的です。
果物 | ビタミンE含有量(可食部100gあたり) 単位:mg |
ゴールドキウイ | 2.5 |
グリーンキウイ | 1.3 |
バナナ | 0.5 |
イチゴ | 0.4 |
みかん | 0.4 |
ぶどう | 0.1 |
柿 | 0.1 |
リンゴ | 0.1 |
※α-トコフェロールのみをビタミンEとしています。
参考元:https://www.kudamononavi.com/
そんなビタミンEの含有量を比較してみると、最も多いのがゴールドキウイです。
美肌と共に老化も防いでくれるなんて女性には嬉しい効能ですね(^^)
- 老化が気になる
- シミやシワを予防したい
- 病気を予防した
って人にゴールドキウイはオススメです!
血圧高めの人は「バナナ」
高血圧の予防や正常な筋肉の働きを保つ働きのあるカリウム。
果物別で含有量を比較してみると、最も多いのはバナナです!
年齢とともに血管の柔軟性は失われていく為、血圧が高くなるのは必然。
そこに塩分の摂りすぎが加わると高血圧のリスクが格段に上り、最悪の場合は寝たきりになる確率1位の脳卒中や心疾患に発展してしまいます!
高血圧は自覚症状がない為に軽視してしまう方も多いのですが、脳の細胞が一度死んでしまうと二度と元には戻りません。
つまり半身麻痺や言語障害が一生涯残ってしまうという事です。
実際に脳卒中を既往に持つ利用者さんに話を聞いてみると、病前に血圧が高かった(むしろ病後も高い)人がほとんどなんですよね…。
また、カリウムは激しい運動や夏場など汗をかく事でも失われてしまう栄養素なので、こまめに摂る必要もあります。
果物 | カリウム含有量(可食部100gあたり) 単位:mg |
バナナ | 360 |
ゴールドキウイ | 290 |
グリーンキウイ | 280 |
イチゴ | 170 |
柿 | 170 |
みかん | 150 |
ぶどう | 130 |
リンゴ | 120 |
参考元:https://www.kudamononavi.com/
世界の多くの国では、カリウムの平均摂取量が推奨量に達しておらず、カリウム摂取量の増加により脳卒中をはじめとする心血管疾患を予防できる可能性があると、研究者のイタリア、ナポリ・フェデリコFederico II世大学教授のPasquale Strazzullo博士は述べています。
今回の研究では、計24万7,510人の男女を対象とした11件の研究から、カリウムおよび心血管疾患に関するデータを入手。研究の結果、カリウムを多く摂取する人は脳卒中リスクが低く、その他の心血管疾患リスクも低い傾向にあることが判明。
毎日のカリウム摂取で大病を防ぐ確率が高くなるのは重要な結果ですね。
- 血圧が高め
- 激しい運動など汗をかく事が多い
こんな人にはバナナをオススメします!
便秘や肥満には「グリーンキウイ」
食物繊維には実に魅力的な効能があります。
便秘解消はもちろん、整腸作用による大腸癌の予防や免疫力アップ(免疫細胞の7割は大腸で作られている)、血糖値の上昇を抑えて肥満を防止、生活習慣病の予防など実に様々。
総合的には食物繊維摂取量が多いほどこれら(生活習慣病)の発症率や死亡率が低くなる傾向を認めている。
その食物繊維の含有量を果物別で比較すると、最も多いのがグリーンキウイ。
果物 | 食物繊維の含有量(可食部100gあたり) 単位:g |
グリーンキウイ | 2.5 |
柿 | 1.6 |
イチゴ | 1.4 |
ゴールドキウイ | 1.4 |
リンゴ | 1.4 |
バナナ | 1.1 |
ぶどう | 0.5 |
みかん | 0.4 |
参考元:https://www.kudamononavi.com/
食物繊維は、厚生労働省が公表している『国民健康・栄養調査』によると、全ての年齢層において目標摂取量を下回っているとの結果もあるように不足しがちな栄養素です。
なので、食物繊維不足を気にしている人は、果物の中でも特にグリーンキウイを食べると良いですよ。
コスパ的にも文句なしの果物です(^^)
- 便秘気味
- ダイエットしたい
- コレステロールが高め
- 野菜や果物をあまり食べない
こんな人はグリーンキウイがオススメ!
果物は太らない
最後に、皆さんが心配しているであろう問題。
それは果物って太るんじゃないの?
って事。
確かに果物にも果糖という糖質の一種が含まれているのでそう思う人もいるかもしれません。
ですが、問題なのは糖質そのものではなく、食後の血液中の糖質量(血糖値)の上り方にあるんです。
食後の血糖値が上りすぎると脂肪になりやすいのですが、果物の糖質(果糖)は血糖値が上りにくい事に加えて食物繊維が血糖値の上昇を抑えてくれるんです!
管理栄養士の足立香代子先生は以下のように仰っています。
- 果物は甘いので太りやすいというのは誤解であり、どのように健康的に食べるかを考えるべき
- ひと口に糖質といっても、ごはんと果物の糖質の種類は違います。糖質の量ではなく、糖質の種類によって血糖値の上がり方は違ってくる
- 糖質のうち血糖値がもっとも上がりやすいのはぶどう糖。次が砂糖(しょ糖)。もっとも上がりにくいのが果糖です。
引用元:https://www.lifehacker.jp/2018/07/171677-blood-glucose-level-obesity_mylohas.html
果汁100%でもジュースは太る!
果物は太りにくと説明しましたが、実はジュースは100%であっても太る可能性が高い事が分かっています。
『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を上梓したUCLA助教授の津川友介氏によると
「果汁100%のフルーツジュースが健康に良い」という考え方も正しくない。
最新の研究によると、フルーツジュースを多く飲んでいる人ほど糖尿病のリスクが高い一方で、果物の摂取量が多い人ほど糖尿病のリスクは低いことが明らかになっている。
体重との関係においても、フルーツジュースを飲む人ほど体重が増加している傾向がある一方で、果物を食べている人ほど体重は減少していると報告されている。
という事が研究でも明らかになっているようです。
果物にも糖質が含まれているので太ると思われがちですが、生で食べれば太りにくく、ジュースにしてしまう事で太りやすいという事ですね。
その理由として考えられるのは、100%のジュースを作る方法である「濃縮還元」
濃縮還元とは、煮沸、真空、凍結などで水分を絞った後、水分、糖質、香料、調味料を加えて元の濃度のジュースに加工した状態の事。
この時、ビタミンCや食物繊維が失われてしまうんです!
食物繊維は、整腸作用の他、食後の血糖値の上昇を抑えて糖質が脂肪に変わるのを抑えてくれる作用があるんですよね。
つまり!
濃縮還元の過程で食物繊維が失われると、血糖値が上りやすくなるからジュースは太りやすい事が考えられるんです!
また、僕の考えではジュースにする事で噛む事がなくなるのも太りやすくなる一つの要因になると思っています。
物を噛む事で、脳の満腹中枢が刺激されて満腹感を感じるんです。
大食いの人って噛まずに飲むでしょ?
あれはまさに肥満一直線ですよ。
だからこそ、果物は生で食べる事で、食物繊維やビタミンCなどの栄養素の摂取や満腹中枢を刺激する事で太りにくいという恩恵が得られるんです。
まとめ
果物中で最もコスパが良いのはキウイ!
その理由は
- 栄養充足率はトップ。特にゴールドはビタミンC、グリーンは食物繊維が豊富
- 一個あたり100円前後と比較的安価
- 食べやすい
- 店頭に並ぶ期間が比較的長い為、手に入りやすい
など、価格や栄養面、生活への取り入れやすさなど、そのコスパは抜群と個人的にも納得しています。
体のお悩みで果物を食べようと思っている人は、栄養効果に応じて果物を選ぶのがオススメ!
継続は力なり
是非、果物を継続的に食べて健康に役立ててみてください!
こちらの記事もご覧ください。