亜鉛が不足すると「肌荒れ、抜け毛、味覚の異常」などの症状が現れる事も!
そんな人には牡蠣がオススメ!
牡蠣の栄養はビタミンB12、亜鉛などのミネラルに加えて機能性成分であるタウリンが豊富に含まれています。
そこで今回は、牡蠣の栄養と亜鉛の栄養効果について詳しく解説していきます。
目次
牡蠣の栄養【亜鉛】は肌荒れや抜け毛に効果あり
鍋や生で食べても美味しい”海のミルク”牡蠣。
牡蠣の栄養にはビタミンやミネラルなど様々な栄養素が含まれていますが、今回ピックアップしたいのは「亜鉛」
亜鉛は皮膚や筋肉、血液や肝臓など他にも多くの部位に存在するミネラルですが、体内に多くは貯蔵しておけないので、食事からこまめに摂取する必要があります。
その亜鉛が牡蠣にはたっぷり含まれており、一個あたり(20g)2.64mgの亜鉛が含まれています。
100gあたりで見ると「13.2mg」なのですが、その含有量は数ある食品の中でもダントツの一位!
ちなみに、二位の豚レバー(6.9mg)の約2倍!
日本人の食事摂取基準(2015年版)で記されている亜鉛の1日の摂取の推奨量は
- 18~69歳の男性で10㎎、70歳以上の男性で9㎎
- 18~69歳の女性で8㎎、70歳以上女性で7㎎
となっています。
牡蠣を4個食べれば1日の推奨摂取量をクリアできる程に牡蠣の栄養には亜鉛が豊富に含まれているんです。
- 細胞の新陳代謝や子供の成長を助ける
- 味覚や嗅覚を正常に保つ
- 傷の治りを早める
- 精神を安定させる
- アルコールの代謝
亜鉛の最大の特徴は細胞の新陳代謝を促進する事(新陳代謝とは、古い物が新しい物に入れ替わる事です。)
主に200種類以上の酵素の構成成分として働き、骨の発育やタンパク質の合成など細胞を新しく作り替える効果があります。
つまり全身の細胞に広く存在している亜鉛は、骨や筋肉、髪、内臓など全身の組織を若々しく維持してくれるんですね(^^)
その為、十分な亜鉛の摂取は、常に肌を若々しい細胞に保つ事で肌荒れの防止に効果があるだけでなく、髪の生まれ変わりを促進する事で抜け毛予防にも効果的なんです!
牡蠣に豊富に含まれる亜鉛は、肌や髪、内臓を常に新しく作り替えてくれる!
美肌にはレバニラもオススメ!詳しくはこちらで解説しています。
牡蠣の栄養【亜鉛】は子供の成長にも重要
亜鉛が細胞の新陳代謝に重要とお伝えしましたが、その効果が特に重要になるのが「成長期の子供」
日々体が成長していく胎児や子供は、成長の分だけ細胞の新陳代謝が活発になっています!
骨の発育、たんぱく質の合成、DNAの合成など、とりわけ子供の成長に重要なこれらの新陳代謝は、全て亜鉛の働きによって活性化できます。
だからこそ、牡蠣の栄養でもある亜鉛は子供にも重要なんです(^^)
牡蠣の身の大部分が内臓!
その理由は、一度岩場に張り付いたらその場から動かず、潮の流れで餌を取り込むから。なので筋肉は発達していない。
亜鉛以外の牡蠣の栄養と効果
もちろん、牡蠣の栄養には亜鉛以外にも大切な栄養素があります。
簡単に紹介していきますね(^^)
脂肪燃焼効果アップ「タウリン」
それが「タウリン」
栄養ドリンクのCMなんかで「タウリン○○mg配合!」
と熱く発しているあのタウリンです。
- 脂肪燃焼を促進
- 全身の各器官の機能を高める
- 血圧を正常に保つ
- 生活習慣病を予防
- コレステロールの上昇を抑える
タウリンはアミノ酸の一種で、新陳代謝を高めて脂肪燃焼効果を高めてくれるので、ダイエットをしている人にオススメ。
また、心臓の機能を高める事で運動のパフォーマンスがアップするなどの効果もあります。
タウリンは運動効果を高める他、生活習慣病の予防にも効果がある
血液を作る「ビタミンB12」
牡蠣の栄養には、ビタミンB12も豊富に含まれています!
- 葉酸と協力して血液を作る
- 傷ついた末梢神経を回復(頭痛・腰痛・肩こりの緩和)
- たんぱく質や脂質の代謝アップ
ビタミンB12は赤血球を作り、血液の健康を維持する効果がある為、貧血の人は意識して摂りたい栄養素です。
牡蠣には、一個あたり(20g)5.62μgのビタミンB12が含まれています。
日本人の食事摂取基準(2015年版)で記されているビタミンB12の1日の摂取の推奨量は「男女18歳以上の成人で2.4μg」となっています。
なんと牡蠣一つ食べればクリアできてしまう程に含有量が多いんです!
ビタミンB12は貧血予防や末梢神経を回復させる効果がある
老化を穏やかにする「セレン」
牡蠣の栄養にはセレンも豊富に含まれています。
なんだか聞き慣れない栄養素だと思いますが、セレンはミネラルの一種で、主に抗酸化力(細胞の劣化を防ぐ)を高めてくれる効果があります。
- 老化を穏やかにしてくれる
- 動脈硬化やがんの予防
- 免疫力を高める
牡蠣には、一個あたり(20g)9.6μgのセレンが含まれています。
日本人の食事摂取基準(2015年版)で記されているセレンの1日の摂取の推奨量は「成人男性(18歳以上)で30μg、成人女性(18歳以上)で25μg」となっています。
ちなみにセレンは通常の食生活が送れていれば、不足する心配はありませんが、牡蠣を食べる事でのアンチエイジング効果促進は間違いなしです!
セレンは抗酸化作用で動脈硬化や老化を防ぐ効果がある。
牡蠣は低カロリーで栄養価も高い
気になる牡蠣(20gあたり)のカロリーと三大栄養素の含有量はこのようになっています。
カロリー(kcal) | 12 |
炭水化物(g) | 0.94 |
たんぱく質(g) | 1.32 |
脂質(g) | 0.28 |
牡蠣は低カロリーで比較的たんぱく質が多いのも特徴。その上、先述したような栄養も豊富に含んでいるので、子供やダイエット、運動をしている人にもオススメです!
みやっちオススメの牡蠣の食べ方は「鍋」
みやっちがオススメしたい牡蠣の食べ方は鍋!
牡蠣のエキスまで余す事なく食べられる他、野菜や肉など牡蠣だけでは不足している栄養素も一緒に摂取できる上、調理が簡単!
鍋は具材が豊富なので、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく摂取できるのが一番の魅力!
牡蠣に限らず、個人的には最もコスパの高い食べ方が鍋だと思っています(^^)
生で食べるなら「レモン」を使うべし!
まず前提として、牡蠣を購入して生で食べる場合は「生食用」を選ぶ事!
生食用の牡蠣は、生でも食べられるように保管管理を徹底しているだけでなく、ウイルスや最近などの汚染の少ない海で獲るなど、とにかく安全管理が徹底されているんです。
そして生食用の牡蠣を食べる場合は、「レモン」をかけるのがオススメ!
牡蠣の栄養には鉄も含まれているのですが、レモンに含まれるビタミンCは牡蠣の鉄分の吸収率をアップしてくれます。
それにレモンをかけて食べると程よい酸味が牡蠣の濃厚な味とマッチしてとにかく美味しいですよね!
お店で生牡蠣を頼むとレモンが添えられているのには、味だけでなく栄養面でも大切な意味があったんです。
参考文献
まとめ
牡蠣の栄養の代表格である「亜鉛」
その効果は、細胞の新陳代謝を活発にする事で肌荒れや抜け毛を防ぐとともに、子供の成長を活性化する事!
また、亜鉛は体内で十分な貯蔵ができない為、しっかりと食事から補給する事が重要です。
牡蠣なら4個で1日の亜鉛の必要量をクリアできる程に亜鉛が豊富に含まれています。
他にも牡蠣の栄養には貧血予防のビタミンB12、内臓や脂肪燃焼力を活性化するタウリンなども含まれている為、元気に活動する為の効果がたくさん!
牡蠣でパワーを漲らせる!
そんな事を意識して食卓や外食の際に牡蠣を選択するというのもアリかも!
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