グレープフルーツとレモンは血圧の薬の副作用を悪化させる!?

グレープフルーツが血圧の薬の副作用を悪化させる事は有名ですが、同じ柑橘系であるレモンはどうなのか気になりませんか?

薬は体の異変を強制的に抑える物なので、極力体への負担は避けたいところですよね。

そこで今回は、同じ柑橘系であるグレープフルーツとレモンが血圧の薬の副作用にどんな影響を与えるのか、分かりやすく解説します!

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グレープフルーツは血圧の薬の副作用を強める

みやっち
こんにちは!現役作業療法士(リハビリの専門家)のみやっち(@miyabro2)です

今は、70歳以上の2人に1人が血圧の薬を服用していると言われています。

実際、みやっちがリハビリを担当している利用者さんでも血圧の薬を服用している人は半数以上です。

それだけ服用者の多い血圧の薬ですが、グレープフルーツとの相性が悪いのは有名な話ですね。

一部の血圧の薬を服用している時にグレープフルーツを食べてしまうと、めまいや頭痛などの副作用が増悪する場合があります。

まずはグレープフルーツが血圧の薬の副作用を悪化させる理由を分かりやすく解説します。

そんなん知ってるぜ!

って人は飛ばしてもらっても問題ありません(^^)

では解説を進めていきますね。

まず血圧と一言で言っても発生機序が異なる為、使われる血圧の薬も変わってきます。

例えば

  • 血管の筋肉の興奮
  • ホルモンの異常
  • 体内水分量の増加

これらによって血圧は上昇します。

これらの状態に合わせて血圧の薬は処方されます。

その中の一種である「カルシウム拮抗薬」は、血管の筋肉の興奮を抑えて血圧を下げるのが特徴です。

このカルシウム拮抗薬がグレープフルーツとの相性が悪い血圧の薬になります。

その作用機序を簡単に説明すると、血管の周りには平滑筋と呼ばれる内臓専門の筋肉が存在しています。

この平滑筋の動力源となっているのが、カルシウムイオンという物質です。

血圧の薬であるカルシウム拮抗薬は、カルシウムイオンの平滑筋への取り込みを防ぐ事で、血圧を下げます。

しかし、グレープフルーツ(ジュース含む)をカルシウム拮抗薬と同じタイミングで摂取すると、グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン類」と呼ばれる物質が薬の代謝を阻害してしまいます。

代謝が阻害されるという事は、必要な部分に移動できずに体内に留まってしまうわけです。

それにより薬の作用が長く体内に残ってしまい、副作用が強く現れてしまうというわけです。

具体的には、血圧が下がりすぎて頭痛やめまいなどの副作用が強く現れる可能性が出てきます。

こういった理由により、血圧の薬とグレープフルーツの同時摂取は副作用が強くなる恐れがある為、禁忌と言われているのです!

Point!

グレープフルーツとカルシウム拮抗薬は、代謝を阻害して体内に留めてしまう為、副作用が強く現れやすい

既に血圧の薬を服用している方は、一度お医者さんに相談する事をオススメします。

グレープフルーツ以外で副作用のリスクがある果物
  • 夏みかん
  • ブンタン
  • サワーオレンジ
  • スウィーティ
  • タンジェリン
  • 八朔

時間を置いてもグレープフルーツの作用は持続

では、同時摂取でなければ、問題ないのか?

と思いがちですが、なんとグレープフルーツの効力は3~4日ほど持続します!

血圧の薬は毎日飲む必要がありますから、服用中はやはりグレープフルーツは食べない方が良いという結論に至ります。

うっかり食べてしまわないように注意が必要です。

グレープフルーツジュースには特に要注意!

グレープフルーツそのもだけでなく、ジュースも同様の副作用増悪効果があるとの報告もあります。

しかも血圧に影響を及ぼす成分は、果汁よりも果皮に多く含まれています(1000倍以上)。

その為、果皮の成分が含まれているグレープフルーツジュースや酎ハイなどは特に注意が必要です。

グレープフルーツとの同時摂取で副作用のリスクがある血圧の薬

副作用のリスクが高まるという事で、グレープフルーツとの同時摂取を避けるべき血圧の薬としてカルシウム拮抗薬を挙げました。

ここでは、カルシウム拮抗薬に分類される薬の名前を紹介します。

自身で服用している薬の名前がある場合は要注意です!

  • カルブロック
  • アテラック
  • コニール
  • アダラート
  • ワソラン

ですが、カルシウム拮抗薬の中でも「アムロジン」、「ノルバスク」、「ヘルベッサー・R」という薬はグレープフルーツの影響はないようです。

血圧の薬に限った事ではないですが、薬との食べ合わせは医師や薬剤師から説明があるので、その指示に従いながら服用する事が大切ですね。

レモンは血圧の薬の副作用を悪化させる事はない

では同じ柑橘系であるレモンはどうなのか?

レモンには血圧の薬の代謝を阻害する物質は含まれていないので、副作用が増悪する心配はありません。

副作用のリスクのない柑橘系果物
  • レモン
  • カボス
  • 温州みかん
  • スイートオレンジジュース
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レモンとグレープフルーツには高血圧の予防効果がある!?

ここまで血圧の薬とレモン・グレープフルーツの飲み合わせについて解説してきましたが、実は高血圧の予防という意味では、共通した良い効果があります!

それは

  • ビタミンC
  • クエン酸
  • ポリフェノール

です!

ビタミンC

ビタミンCは高血圧との関連性が深い動脈硬化を防止する作用があります。

分かりやすく言えば血管を柔軟にする事は、血管年齢を若く保つ為に重要になります。

ビタミンCの作用
  • 抗酸化作用により有害な物質から体を守り、動脈硬化を防止して血管を健やかに保つ
  • 皮膚や粘膜の健康維持
  • ストレスへの抵抗力を高め強める
  • 鉄の吸収を促す

クエン酸

クエン酸はレモンやグレープフルーツに限らず、柑橘類やお酢などに含まれている酸っぱい成分です。

クエン酸の作用
  • 疲労回復
  • 血流改善
  • 美容・美肌効果
  • ダイエット効果

これらのうち血流改善とダイエット効果は高血圧の予防に効果的です。

ダイエット効果としては、糖質の代謝を促進させる効果で高血圧を引き起こす内臓脂肪の減少に働きかけます!

また、クエン酸は血液をサラサラにして血流を改善する事でも高血圧の予防に働きます。

また、クエン酸には細胞を劣化させる活性酸素を除去する作用があります。

これにより、老化防止やガン予防などの効果が期待できます。

ポリフェノール

レモン独自の成分としては、ポリフェノールの一種である「エリオシトリン」と「ヘスペリジン」があります。

作用はビタミンCと同じ抗酸化作用です!

この優れた抗酸化作用によって血管の老化を抑えてくれるところにレモンの素晴らしさを感じます(^^)

グレープフルーツの苦味成分には、ポルフェノールの一種である「リモノイド」と「ノビレチン」が含まれています。

これらは、血栓(血液の塊)やガンの予防効果があります。

そして、グレープフルーツの皮に含まれている香り成分には、交感神経を刺激して脂肪燃焼効果のあるたんぱく質を作る作用があるんです!

あの爽やかな香りにそんな効果があったなんて驚きですね!

まとめ

グレープフルーツは血圧の薬の代謝を阻害して副作用を増悪させますが、レモンは問題ありません。

しかし、どちらも高血圧の予防効果があるのは事実です。

体調を悪くしてからでは様々な制約ができてしまい、最悪の場合は一生それが続きます。

体に良いと言われている食べ物でも、病気になってしまうと逆効果になってしまう事も少なくありません。

薬の種類によって私達が普段何気なく食べている食品が悪影響を及ぼす事もありますから、自分が飲んでいる薬の効果や禁忌事項を理解しておく事は、自分を守る為にも必要ですね。

こちらの記事もご覧ください。

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2019.12.31
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