風邪を治すには、薬ではなく食事や睡眠で免疫力を高める事が必須!
だからこそ食べ物や栄養をしっかりと選ぶ必要があるんです。
とは言え、風邪を引いてしんどい時に選ぶ事、ましてや作るのは酷なもの。
そこで今回は、風邪を引いた時に摂るべき栄養素とコンビニでも手に入る5つのオススメの食べ物を紹介します。
目次
風邪を引いた時に摂るべき栄養素
誰しも患ったことのあるであろう風邪。
風邪はウイルスが鼻や喉にくっついて炎症を起こした状態で、くしゃみや咳、発熱などの症状が現れます。
そのウイルスを撃退するには、薬ではなく自身の免疫力に頑張ってもらうしか方法はないんです!(薬は症状を和らげるだけ)
その免疫力を高める方法が「食事・睡眠・体を温める」の3点。
そして風邪を引いた時の食事で抑えたいポイントが3つあります。
- 消化の良い食べ物
- 体を温める食べ物
- 免疫力を高める栄養素をもつ食べ物
これらを踏まえて、まずは風邪を治す為に摂るべき栄養素を紹介していきます!
粘膜でウイルスの侵入をガード「ビタミンA」
ビタミンAは、目や皮膚、喉の粘膜の保護や抵抗力を高める効果のある栄養素です。
粘膜は、外界から入ってくる細菌やウイルスを体内に侵入させない為の防護壁のようなもの。タレントを守る警備員のようなイメージですかね。
この警備員さんの数が少なくなったりやる気がなくなると、簡単に細菌・ウイルスが体内に侵入してきてしまいます。
体では、鼻や喉が乾燥した状態って事です。だから”乾燥は風邪を引きやすくする”と良く言われているんですね。
喉や鼻が乾燥してるなと思ったら、風邪の引き始めかもしれないので、天然の加湿器ビタミンAを補給しましょう!
疲労回復の「ビタミンB1」
風邪を引いた時に摂りたい栄養素2つ目はビタミンB1。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変換する働きがあります。
脳や筋肉、内臓の主なエネルギー源は糖質で、糖質が円滑にエネルギーとして変換されていればバリバリ活動ができちゃうって話です。
風邪を引いた時は、体の中でウイルスと戦っている為、より多くのエネルギーが必要となりますが、不足する事でだるさや疲労が現れるのもの。
ビタミンB1はそんな疲労回復に効果的である事や消化や免疫細胞の活性化に働いている内臓への栄養補給に欠かせない栄養素です。
風邪に限らず、疲れやすい人には積極的に摂って欲しい栄養素ですね(^^)
免疫力を高める「ビタミンC」
風邪を引いた時に摂りたい栄養素3つ目はビタミンCです。
その効能は、風邪やウイルスへの抵抗力を高める事!
まさに風邪と戦う為に必須の栄養素です。
ビタミンCが不足している状態は、丸腰で夏の山道を歩くようなもの。蚊や虫に刺され放題です。
極端な例を出しましたが、ウイルスにとってはそれくらい動きやすくなってしまうって事なんです。
ビタミンCは他にもコラーゲンを作る事で皮膚や粘膜の健康維持にも働く為、風邪を引いた時や備える意味でも積極的に摂りたい栄養素です!
新陳代謝を高める「タンパク質」
タンパク質は体を構成する大切な栄養素で、水分を除けば体の約半分がタンパク質で出来ているんです。
実はこの栄養素は、風邪と戦う為にも重要。
その理由は、ウイルスから体を守る粘膜や免疫細胞の材料になっているから!
細胞は日々新しく生まれ変わっている為、タンパク質をこまめに補充して免疫細胞や粘膜を常に新しい物に作り替える事が重要なんです。
だからこそタンパク質は風邪と戦う為に重要な栄養素になります。
風邪を引いた時にオススメの食べ物【5選】
では実際にどんな食べ物がオススメなのか、先述した3つのポイントを元に5つ紹介していきますね(^^)
また、動くのがしんどい時でも手軽に用意できるように、コンビニで購入できるか?という点も加味して紹介していきますよ(^^)
お粥
風邪を引いたらコレ!
というくらい定番の食べ物「お粥」
オススメポイントは、消化に良く体も温まる点と体調に合わせて様々な具材を入れられるって事!
入れる具材で特にオススメなのは卵。
卵には、たんぱく質をはじめビタミンC以外の全ての栄養素を含んでいるキングオブ栄養食品!
卵いりのお粥もコンビニやスーパーで購入できて、しかも器に移してレンチンで完結するので非常にオススメの食べ物です(^^)
卵の栄養についてはこちらの記事で詳しく書いています。
リンゴ
風邪にオススメの食べ物2つめはリンゴです!
その理由は、胃腸に優しい事。リンゴには胃酸が少ない時には胃酸を増やし、胃酸が多い時は胃酸を中和する働きがあります。
更に整腸作用もあるので胃腸の具合が悪い時にはオススメの食べ物です。
擦り下ろして食べると尚お腹に良いですし、コンビニやスーパーではカットされたリンゴも売られているので、手軽に食べられるのもオススメポイントです。
ビタミンCやビタミンB1といった風邪対策には欠かせない栄養素も含まれているので、お粥と合わせて食べると良いですね(^^)
ニンジン
風邪にオススメの食べ物3つめはニンジン。
その最大の理由はビタミンAが群を抜いて多く、含有量は野菜の中でトップでトマトの約16倍!!
他にもビタミンCやビタミンB1などの栄養素も含んでいる非常に栄養価の高い食べ物です。
カットしただけでは風邪の時は食べにくいので、リンゴと一緒にミキサーにかけてジュースでにすると飲みやすいですよ。
それにジュースなら食欲のない時にも飲みやすいし水分補給にもなるので非常にオススメです!!
コンビニなどではリンゴなどの果物と合わせたジュースでも売られているので手に入りやすく飲みやすいのは有り難いですね。
ヨーグルト
ヨーグルトの最大の特徴は乳酸菌による整腸作用です。免疫細胞は腸内で生み出されている為、腸を健やかに保つことは風邪を治す為に重要!
加えてヨーグルトにはタンパク質も豊富で、尚且つ食べやすいので風邪を引いている時にオススメの食べ物です。
また、果物が含まれているヨーグルトならビタミン類も同時に摂取できますね(^^)
その他にもビタミン類ならゼリー、タンパク質ならプリンといった食べ物も消化に良いのでオススメです。
スープ・味噌汁
食事をすると代謝が上がって体温が上昇しますが、より体を温めるならスープや味噌汁がオススメです!
具材には、体を温める効果のある生姜やネギ、ニラ、ニンニクなどが入った物を選ぶと良いですね。
コンビニやスーパーではインスタントのスープが多種多様にありますし、味噌汁もオススメですね。
風邪を治す為には食べない事も必要
風邪を早く治したいなら食事は無理にしない!
これも非常に重要な事なんです。
昔は風邪を引いたら”無理にでも食べないと早く治らない”なんて言われていましたが、最近の通説ではこれは間違っている事が分かってきました。
その理由を結論から言ってしまうと、体が風邪を撃退する為にエネルギーを注いでいるんです!
そのメカニズムはこちら↓
- 風邪を引く
- 脳が胃・腸に”免疫細胞を増やす”ように指示を出す
- 胃・腸は消化活動を休み免疫細胞を増やす事に専念
- 免疫細胞が風邪と戦う
といった具合に、体の中では風邪を撃退する為に戦っているわけです。
そこに無理に食べ物を入れてしまうと、胃と腸は免疫細胞を増やす事に加えて消化活動もしなくちゃいけないので、どっちも中途半端になってしまうんです。
仕事を急いで片付けたい時に限って電話が鳴ったり後輩が相談に来たりで捗らないようなもんです(笑)
以上の理由により風邪を引いて食欲がないうちは無理に食べ物を胃に入れないことが鉄則です!
しかし、飲まず食わずでは脱水を起こしてしまう為、水分補給はこまめに行いましょう。
風邪を引いて食欲がない時は、免疫細胞が活発になっているので無理に食べ物を体に入れない。
まとめ
風邪を治すには、人間の自然治癒能力である免疫力を活性化させる事が必要。
その一つの方法に食事がありますが、風邪のウイルスに効果的な栄養素と食べ物を選ぶ事が重要。
ポイントは3つ
- 消化の良い食べ物
- 体を温める食べ物
- 免疫力を高める栄養素をもつ食べ物
これらを考慮してオススメしたいのが、「ニンジンとリンゴのミックスジュース」と「スープ」
ビタミンたっぷりのニンジン・リンゴジュースと具材によっては野菜やタンパク質も摂れて体も温まり消化にも良いスープ。
これらで免疫力は格段にアップします!
ですが食欲のない時は、体が食事よりもウイルスとの決戦を優先しているので、無理して食べないことが大切!
食欲が出てきた段階で、栄養のある食べ物を食べて免疫力を上げていきましょう!
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